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企業はいったい、誰のためのものなのだろう?

  • 2017/11/03
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最初は町工場だったのですが……

最初は町工場だったのですが……
ニューヨークはマンハッタン、レザー製品を製造する小規模な工房が産声を上げたのは1940年代のことでした。当時はもっぱら大手メーカーの下請け、しかし卓越した皮革職人の技術は次第に評判となり、オリジナルの製品を手がけるようになっていく。
今では超メジャーなブランドとなった「コーチ」の誕生です。

このブランドが1回目のブレイクを果たしたのが1980年代、野球グローブに用いられていたレザーをバッグに流用したコレクションが大当たり。ブランドは創業者の手を離れ、拡大路線を歩むことになります。

日本への上陸もその頃で実用性が高くてタフであるというコーチのバッグは、いかにもアメリカらしいブランドとして人気を集めていたのです。

 

株式上場で迫られる、方向性の転換

このブランドが方向転換を行ったのが、21世紀に入ってから。
2000年に、ニューヨーク証券取引所に上場すると、更なる拡大路線を歩むことを選択。

従来の無骨なレザーのコレクションは鳴りを潜めるようになり、頭文字である「C」を多用したシグネチャーラインを発表するや大ヒット、コーチはバッグだけでなく、総合ファッションの人気ブランドとしての名声を確立していくのでした。

 

拡大路線が一段落した後に、必ず取る行動とは?

拡大路線が一段落した後に、必ず取る行動とは
その一方でコーチが積極的に行ったのが、中国やベトナムなど新興国へ製造拠点の移管と、アウトレットショップの積極的な出店です。

アメリカ以外で製造をおこなうことでブランドの利益率の上昇にも成功した、その一方でアウトレットで比較的安価な商品を流通させることで新しい顧客の開拓にも成功した。

ならば、後はこの体制を守り続ければいいと思うのですが……なぜか、そうは思わないのがコーチ。今度はアメリカのシューズブランドである「スチュアート・ワイツマン」や、同じくバッグブランドの「ケイト・スペード」を買収に出たのです。

 

成功したブランドは、ことごとく同じ道をたどる

そして、このブランドの集合体を「タペストリー」と命名したのが今年のこと。
「MHLV」、「ケリング」、「リシュモン」といったブランド・コングロマリットに割って入ろうとする姿勢を見せているのです。

こだわりのモノ造り期~評判になる~拡大期~他ブランド買収による、さらなく拡大へ……

世界中の成功したブランドが、ことごとく同じような歩みをたどるのはなぜでしょう。
それに伴い、日本に上陸した頃の「コーチ」を懐かしく思っている層も多いはず。
今でもメンズラインの一部に、当時のカラーを残してはいるものの、すっかり変わってしまったブランドのカラーに戸惑っている層も多いはずなのです。

 

結局、企業は株主のためだけのものなのか?

結局、企業は株主のためだけのものなのか
結局モノ造りを追求しているだけでは、ブランドを存続させているだけでは、誰も満足してくれないということでしょうか。

「成長拡大こそが善」とばかりに、幾多のブランドが離散集合を繰返す、現在のブランドの世界に大きな違和感を得ているのは犬助だけではないはずです。

そんな拡大を続けていって、幸せになるのは一体誰だろう。
恐らく株式を保有している人たちだけじゃないか? と思いますし、それは間違ってはいないとは思うのですが……まあ、何だかなあ。と、今回のコーチの一件で感じた次第です。

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アントニオ犬助
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みんなに嫌われるジジイを目指して、日々精進中!!
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