新型車にもれなく付いてくる、トヨタの「あれ」について考える

  • 2017/10/19
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ただアクアの、あの一点が気になった!!

先代トヨタ「プリウス」の大ヒット、そして2011年末に「アクア」が発売

先代トヨタ「プリウス」の大ヒット、そして2011年末に「アクア」が発売。
気がつけばそれから6年もたってしまいました。

エンジン以外をクルマの動力として利用するという革命的な瞬間に、立ち会っているという感慨があったのも当初の話。
今では、ハイブリッドカーなどめずらしくも何ともない存在になってしまいました。新しい技術が一般化するのって、あっという間なんですね。

さて、そんなアクアの発売当初「これが、世界のクルマを変えていくんだろうな」と思いながら、ショールームで舐めるように車体を見ていたのは犬助だったのですが、コンパクトカーにただハイブリッドを載っけたという話。アクアからは、大したインパクトを感じることができなかったのです。

ある、一点を除いては……。

 

ことごとく付属してくる座薬状の物体

トヨタの新しいクルマのテールランプにはことごとく座薬が付いている

「ん? 何だこれは」犬助の視線を捕らえたのは、アクアのテールランプ。正確に言えば、テールランプのサイドに引っ付いていた、痔の薬のような座薬状の物体です。
その物体の長さは数センチ、左右のテールランプの上下に2つずつ引っ付いていたのでした。
「何か、新しいデザイン上の試みか?」勝手にそう納得して、しばらく存在を忘れていました。

しかし、それからしばらくたってトヨタ「86」を見ていたところ、そのテールランプにも見つけてしまったんですよね、座薬状の物体を。その後、気になるのがトヨタ車のテールランプ、新発売されたクルマを見るたびに付いているんですよ座薬が。

アルファード、ヴェルファイア、ハイエース、フィールダーなどなど、トヨタの新しいクルマのテールランプにはことごとく座薬が付いている。
テールランプ以外ならばCピラー部にことごとく座薬が付いているのです。

 

空力で走行中の車体を安定させるという工夫

「あれは、デザインの一一環なのか? 何なのか」気になって調べたところ、すぐに答えは見つかりました。
座薬の名前は「エアロスタビライジングフィン」。
エアロ=空力を利用して、スタビライジング=車体を安定化させる、フィン=ヒレだというのです。走行することによって起きる風をエアロスタビライジングフィンにより渦にして、左右から車体を押さえつけて、走行を安定化させる効果があるというのです。

その話を知ったときには、にわかに信じることができませんでした。
なぜならほんの数センチの長さを持つ座薬状の物体が、それほど走行中の車体に及ぼす影響があるとは考えられないから。だって、あれほど巨大なリアスポイラーですら、影響は非常に限定的なのですよ。

しかし、アクア以降のトヨタの車のすべて……確認したわけではないですが……に、エアロスタビライジングフィンが付いていることを見ても効果はあると、少なくともトヨタは判断したということでしょう。

 

エアロスタビライジングフィン、好評発売中

エアロスタビライジングフィン、好評発売中

「でもねえ、ほんの数センチのパーツですよ?」と、犬助はまだ納得していません。
この疑問をトヨタのディーラのセールスマンにぶつけたところ……
「いや効果はバツグンなんですよ。ウソだと思うなら、後付けのエアロスタビライジングフィンが発売されていますから取り寄せますか?」と自信たっぷり。
「ご自身のおクルマで確かめてみればいいじゃないですか!!」とまでいうのです。

座薬状のパーツを2組、両面テープで地面に平行に取り付けるだけというこのパーツ。
おお、エアロスタビライジングフィンの効果を試験するぜと意気込んで、価格を聞いてみると1万5,000円!! って、それはちょっとボりすぎじゃないの?

だって、座薬型の小さなパーツ4つでその値段はないでしょ……と思いながら、ハッと気付いたのは、これはお手軽に効果を試させないための価格設定ではないか? ということ。
実は効果の程は怪しいんじゃないの? ということです。

以来、自分のクルマで新しいトヨタ車のそばに停まるたびに、テールランプが気になってしょうがないのですが、あれらのクルマはよほど安定走行ができるんでしょうね?

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アントニオ犬助
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みんなに嫌われるジジイを目指して、日々精進中!!
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