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書店を埋め尽くす「ブランドムック」から、生き抜くことを学ぶ

  • 2017/08/13
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サブカルのバイブル、月刊「宝島」!!

サブカルのバイブル、月刊「宝島」
JICC出版、っていったんですよね……こんな話、通じるのはオヤジ世代だけでしょうけれど。
何の話かというと「宝島社」、そうあのサブカルチャー誌「宝島」を出版していた会社です。「YMO」も「RCサクセション」も「渋谷ロフト」も「マルイ」も「ナゴムレコード」も、英国インディームーヴメントも……すべて雑誌・宝島を通じて知ったもの。当時、一地方に在住する中学生の犬助にとっては、唯一にして無二のサブカルチャー情報源だったのです。

「サイケデリック」なんていう、とてつもなく濃い内容の特集があったりして、ティモシー・リアリーやハックスレーといった単語を覚えたのも宝島の影響。メスカリンやLSDにあこがれたけれども、当然入手できるはずもなく、しょうがないから酒とタバコに手を出したら、その悪癖は今だに収まることがなく、というのも宝島の影響。
何ていいますか、若気の至りの象徴だったのが犬助にとっての「宝島」だったのです。

 

しばらく見ないと思ったら、えらくケバくなりやがって

宝島ほど世代によって印象が違う雑誌はないでしょう
しかし、宝島ほど世代によって印象が違う雑誌はないでしょう。
私が愛読していた当時は確かB5版、やたらと分厚いボリュームが売りのサブカル雑誌だったのです。しかし、もう少し世代が下の連中に宝島の印象を聞くと、A4版のエロ雑誌だといいますし、もっと世代が下がると「宝島って『SPA!』みたいな若年層向けのビジネス誌でしょ?」みたいな答えが返ってくる。話によると、創刊当時の宝島はもっとアングラ臭が強烈なミニコミ誌の体だったといいます。

しばらく宝島から離れていて、久しぶりにコンビニで手に取ってみたところ、エロ本に様変わりしていた時には、まるで久しぶりに見かけた初恋の彼女が、ケバく変身していたかの様。本当に驚かされたものですし、編集部にはポリシーがないのか? などと憤りすら感じたのでした。

 

サブカルの発信が、第一の目標ではなかったのか?

しかし今になって考えてみれば、世間が求めているであろうものに対してコロコロと雑誌自体の方向性を変えていく。これが宝島がやりたいことだったのでしょう。

なぜなら雑誌媒体として生き残るのが、宝島の使命だったから。
宝島社に勤務している社員や、仕事を回しているカメラマン、ライター諸氏を食わせていくというのが使命だったということでしょう……今となってはわかりやすすぎる理屈なのですが、当時はずいぶん混乱したものです。

だって、サブカルのバイブルが、口に出すのも恥ずかしいエロ雑誌になっていたのですからねえ。

 

とにかくサバイブするという強い意志

宝島は方向性を世間にあわせることでサバイブをはかっていた
なぜ、今さら宝島のことを思い出したかというと、先日たまたま立ち寄った書店で平台を埋め尽くす「ブランドムック」を見て衝撃を受けたからです。
「リーボック」「ヒステリックミニ」「ディズニー」「ムーミン」などなど、有名ブランドやキャラクターのオマケ付きのムック本がギッシリ並んでいるのを見て、雑誌はどうなってしまったのだと驚いて出版社名を見たところ……ほとんどが「宝島社」だったという。

雑誌・宝島は方向性を世間にあわせることでサバイブをはかっていましたが、今度は宝島社自体が、雑誌というカテゴリー自体を歪めてまでもサバイブしようとしていたという。

雑誌が売れないといわれて早10年、多くの雑誌社は「売れない売れない」と呪文のように繰返しつつ倒産を待つしかなかったにもかかわらず、宝島社は雑誌自体の定義を歪めつつもブランドムックを出版しまくりながら延命しているという。
そんな姿勢にすがすがしさを感じてしまいました。だって、何だかんだ理屈をいって死んでいく奴よりも、生き延びてる奴の方が断然偉いんですから。

その一方で雑誌・宝島本体は2015年に廃刊となっていました。最後は「ネットランナー」のバチモノみたいになっていたという話です。

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