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平年とか異常だとか、それは誰が決めたんだ?!

  • 2017/07/25
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異常が続くというのは、最早正常ではないのか?

異常が続くというのは、最早正常ではないのか

「今年の夏は暑いねえ……」「異常気象の影響ですかねえ……」。
いやもうね毎年毎年、こんな会話を繰り返していませんか? 毎年毎年「異常だ」「異常だ」といっていたら、もうそんな異常自体が正常ではないかと。
ということはですよ、近年の暑さは異常気象ではなく「正常気象」ではないか? そんな風に感じる犬助です。

大体、平成生まれの子どもまでが「異常気象で暑い」とかいっているのを聞くと、本当に異常とは何かを考え込んでしまいたくなります。

例えば、夕方になると打ち水なんかをしていた昭和の夏。
非常に暑いにも関わらず、毎年熱中症で人々が搬送されるような事態にまではならなかったような昭和の夏。子どもたちはまだ産まれてすらいなかったのですから、過ごしやすかった昭和の夏を知らないのです。

にも関わらず「最近の夏は異常気象で暑い」なんて、平気で口にする。
更には、その後にどこで習ったのか知りませんが「地球温暖化の影響で……」と続けたりするのです。お前らにとっての最近っていつだよ?! それに、地球温暖化って誰がいったんだよ?!

……暑さのせいかイライラしてしまいますね。

 

ところで、よく耳にする「平年」って何だ?

さて、そんな暑さについてなのですが
「東京の最高気温は、平年に比べると5度も高くなるでしょう」とか「今年の夏は平年並みになる模様です」とか、お天気キャスターのお姉さんがいっていたりします。

それを耳にして「あー平年より暑いのか、イヤだなあ」と何となく思ったりすのですが、この「平年」という言葉、何だか変だなと思ったことはありませんか?

例えば何らかの会議で「当社の主力商品につきまして、売上は平年並み」という発言がなされたりすると、大きな違和感があるはず。「平年って何だよ、例えば昨対でどうなんだよ!!」などとツッコミが入りそうなものなのです。

 

平年という年は、存在しない

平年という年は、存在しない

なぜよく耳にするにもかかわらず、日常生活で平年という言葉を使うと違和感があるのか?
なぜならこの「平年」という表現、立派な気象用語、バリバリの業界用語だからです。

平年とは30年間の値、例えば今日の東京の最高気温ならば1981年から2010年までの同日の最高気温を30個並べて、低い順に10個の値を「低い」、高い順に10この値を「高い」。
真ん中の10個の値を「平年並」と表すというのです。

加えて、平年を算出するのに使う1981年から2010年という30年間については、10年ごとに見直され、次に見直されるのは2021年だとか。
ということは、30年間の取り方によっても平年が指す温度は随分差が出てくるということですね。

つまり、平年並といっても「低い」「高い」よりの平年並みもある。涼し目の平年もあれば、暑目の平年もあるという。もっというと、平年という年はないという……。
まあ、何だかなあという気分になる話です。

 

どうやって基準を設けるのか? それは基準にふさわしいのか?

どうやって基準を設けるのか それは基準にふさわしいのか

何らかの基準を設けないと、それがどのようなものなのかわからなくなってしまう。想像できなくなってしまう、だから平年という表現を使うようになったのかもしれませんが、平年という言葉の定義を理解していないと、何をいっているのかがわからなくなるという話です。

だからといって「今日の最高気温は平年より5度も高いんだって!!」なんていっている人に「平年っていつだよ!!」と噛み付いてしまうのは、いいオヤジの態度ではありません。
それどころか狂人と間違えられかねませんので、慎むべきでしょう。

しかし、まあ正常ってなんなのかな? と、考えさせられる事例だと思いませんか?
異常が続くと正常になるように、平年という年がないように。

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