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「誰やねん・バレンチノ」と「どこのやねん・ナポレオン」

  • 2017/03/08
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輸入品=高級品の図式で大もうけした人

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昭和の日本は国内産業の保護や成長を目的として、輸入品にめちゃくちゃな関税を掛けていました。
結果、昭和のオヤジたちの頭の中には輸入品=高級品という図式が完成。
高額品を消費するライフスタイルへのあこがれから、輸入品を条件反射でありがたがるようになってしまいました。
……と、ここまでは別項でお話したとおり。
で、もっぱら輸入商社はそんな反射神経を利用して、昭和の時代は儲けまくっていたという話です。

 

現在も残る「バレンチノ」は15ほど

例えば「誰やねん・バレンチノ」、こちらは現在も健在のヴァレンティノ・ガラバーニ人気にあやかって、何でもいいからバレンチノって適当に名づけた、昭和生まれの新興ブランドを指します。
で、実際よく売れたようで現在でも「マリオ・バレンチノ」をはじめとして、誰やねん・バレンチノは15ほど生き残っているとか。
でも、バレンチノ=輸入品=高級品という図式にコロッとだまされて、誰やねん・バレンチノを購入していた昭和の日本人は、何とかわいらしかったことか。
そして、それを逆手にとって儲けていた連中。
どんな時代にもかしこい人はいたものです。

 

ナポレオンはコニャックにおけるグレードのひとつ

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そして「どこのやねん・ナポレオン」。
こちらはコニャックのグレードのひとつであったナポレオンが高額であったことにあやかって、適当なブランデーをナポレオンという名前を付けて売り出したら、贈答用でえらく売れたという話。
ちなみにブランデーの中のコニャックとは、フランスのコニャック地方で製造された物しか名乗ってはいけないブランド名。
そして、コニャックには定められたグレードがあり、上から「XO」「VSOP」「VS」……などなどと続きます。
そして、コニャックのXOならば20年以上の熟成を経たもの以外は名乗ってはいけないという決まりがあるのです。
ちなみに「ナポレオン」とは、XOとVSOPの中間に当たるグレードのこと、12年程度の熟成を経たものしか名乗ってはいけない、高級品の銘柄なのです。

 

レミー・マルタンのナポレオンならば信頼が置けますが

例えば、レミー・マルタンのナポレオン。
これは、コニャック地方にあるブランデーの製造元、レミー・マルタン社が作り、12年前後の熟成を経た原酒を用いた高級品という意味なのです。
ちなみにアルマニャックも同様の規制がある。
コニャックやアルマニャックのナポレオンならば、高級品であるという図式は成り立つのです。
しかしコニャックやアルマニャック以外のよくわからない産地のブランデーは、規制を受けることもなく自由にナポレオンと名乗ることができました。
そこで、適当なブランデーにナポレオンを名乗らせて日本向けに販売したら、馬鹿みたいに売れたとか。
まあ、当時の日本人は勉強が足らない、ナポレオンと付いていれば高級品と信じ込んでいたのですね。

 

昭和はもう大昔、我々は本物を見抜ける力をつけましょう

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まあ、バレンチノとついていたりナポレオンと付いていれば、本当の品質はともかく高級品として通っていたのですから、昭和の日本は実におおらかだったんですね。
今ならば、名前だけの高級品はすぐにWebを通じてうわさが広まってしまい、大炎上もやむなしかもしれませんが、昭和のころは違っていた。
海外旅行の免税店で購入した、よくわからないナポレオンをご近所にお土産で持っていく。
すると、「近所の○○さんがお土産でくれたナポレオンはいいものに違いない」という思い込みで、人間関係がスムーズに運んでいたのですから。
しかし本当に問題とするべきは当時の日本人の無知に付け込み、どこのやねん・ナポレオンを輸入・販売していた会社。
いまだに生き残っており、同じような商売を続けているのには苦笑しか浮かばないのですが。

 

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