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芸は身を助く……こんな風にはなりたくない訳で

  • 2017/03/07
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芸人が芸で勝負しないでどうするってーの

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高学歴芸人とか名乗っているお笑いの人たちを見ていると、面白いこと一ついえずに、何芸人ぶってるんだよ、といらっとする一方で、お笑い一本では食べられないからこその学歴アピール、彼らなりの芸能界サバイブ術だったりするのだろうと、考えさせられます。
そんな時に頭をよぎるのが「芸は身を助く」という言葉。
この場合、芸とは余技といった意味ですから芸人の場合になると、少々話がややこしい。
高学歴芸人にとって、この場合の芸とは学歴だったりする訳で、我らオヤジも今後、世間を生き抜く上で余技の一つも身につけておいた方が、何かと役に立つかもなんて思ったりもするのです。

 

そもそも芸事とは……

落語の演目に「稽古屋」というのがありまして、こちらは与太者が女の子にモテるには芸事の一つも身につけなくてはと小唄を習いにいく話。
この噺が成立したのがいつ頃かまではわかりませんが、庶民が芸事を習いに行くのが流行った頃といいますから、町人の暮らしぶりも落ち着いた江戸末期ごろでしょうか。
しかし、元々芸事なんぞは女の子にモテるためとか、ヒマでしょうがないからといった動機で始めるもの、一文の得に何ぞなるはずがないものだったのです。

 

「芸が身を助くるほどの不幸せ」

芸は身を助く、という言葉がある一方で「芸が身を助くるほどの不幸せ」なんて言葉もあったりします。
「あのお大尽も身上を潰しちゃって、最近は小唄の師匠で食いつないでいるって話だよ」
「何だねえ『芸が身を助くるほどの不幸せ』ってやつだねぇ……」用法はこんな感じ。
芸はあくまで余技である、そんな余技の一つもできないようでは、人としての面白みがない。
かといって、芸事を本職にしているのも、可哀想な話だねえといった意味になります。

 

生きること自体、本来、粋にはなり得ない

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生活するための糧は、言葉は悪いものの汚い手でもってでも勝ち得るもの、その姿に本来、粋、格好良さはありません。
だから無駄なはずの芸事に入れあげる、それが粋なものなのです。
そんな本来ならば粋なもので、飯を食う……これぞ無粋の極み。
正に「芸が身を助くるほどの不幸せ」なのです。

 

無粋な生き方だからこそ、粋にこだわらざるを得なくなる

昔から芸事で食っている人はいましたし、その道に邁進して一角の人物になったというのはカッコいいものです。
今でいうなら、プロスポーツ選手がそんな人たちですし、伝統芸能の人たち、そして芸人さんたちはみんなそう。
しかし、本来は余技のもので食っているからこそ「粋」というものに気を使うからカッコいいのです。

 

芸事と生きる術の線引きは明確にすべし

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ですから、芸人でもない限り、芸は身を助くという状態は避けるべきでしょう。
例えば趣味と実益を兼ねてバーをオープンとか、趣味が高じてバイク屋をオープンとか、オヤジ心をくすぐるセカンドライフへの誘惑がこれからもあるでしょうが、そんなことは避けるべき。
なぜなら、趣味=芸事だから楽しいのであって、生きる術になってしまっては、楽しさもすっ飛んでしまいます。
芸は芸、生きる術は生きる術。
ここあたりの線引きがキッチリできているオヤジこそがかっこいいのです。

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