逆境の立地・旗竿地の考察

  • 2015/12/09
  • ライフスタイル
  • 221view
  • YAZIUP運営
タグ

旗竿地とは何か?

 

161183873

 

まず、旗竿地とは何でしょう?

多くの人達にとっては、耳慣れない言葉かと思います。

しかし、ひとたび意味を知れば、「呼び方は知らないが見た事はあった」と思う人達もまた多いのではないかと思われます。

具体的には、「有効宅地部分」と呼ばれる実際に家屋が建つ立地が四方八方から隣地に「完全包囲」されてしまっており、「有効宅地部分」から道路に行き来するために仕方無く「路地状部分」と呼ばれる細道がつながっている敷地を意味します。

つまり、「有効宅地部分」を「旗」に、そして、「路地状部分」を「(旗の)竿」に、それぞれ見立てたのが「旗竿地」の名称の由来です。

 

旗竿地が置かれる逆境

 

64095322

 

旗竿地は、360度ぐるりと他の家に囲まれてしまっている立地条件である以上、光や通気を物理的に遮断される事は避けられず、必然的に日当たりの悪さと風通しの悪さという難題を抱えています。

これらは、洗濯物が乾き難い、昼間でも室内が薄暗い、冷暖房その他の空調の効率が悪いといった問題の原因になります。

さらに、湿気が溜まりやすく抜け難い住環境をもたらすため、家屋内はカビが生えやすい状態に置かれます。

そして、そのような場所に建つ家屋には間取りの設定の自由度が低いという欠点があります。

 

道路とのアクセスが悪い不利

 

282060272

 

旗竿地と道路を結ぶのは細長い通路のみなので、万一、急病・火災・災害等に見舞われた際には、家人の避難・救急搬送・救助活動・消火活動等に関してそれぞれ支障が出る恐れがあります。

また、そういった緊急事態でなくとも、荷物の搬入・搬出に際しては人力での長距離移動が必要になるでしょうし、重機が入れない事による工事の制約ものしかかってくる事になります。

 

法律上の縛り

 

339916736

 

建築基準法上の規定により、通路の部分が道路に接している幅は2メートル以上である事が求められます。(接道義務)

もちろん、その規定が施行される前に建築確認が通った物件であれば、遡及的に違法建築とされる心配もありません。

ただし、一度でも既存の家屋を完全に解体してしまうと、そこからの再建築は不可能となります。

その場合は接道義務に反する違法建築となってしまうからです。

 

それでも悪い事ばかりでもない

 

146762978

 

それでは、旗竿地が持つ利点とは何でしょうか?

それは、圧倒的なコストパフォーマンスです。

同一地域に存在する旗竿地でない敷地と比べた場合、かなり安い場合がほとんどです。

全体的に地価が高い地域であれば、当然、安くない旗竿地もありますが、それでも、旗竿地でない敷地は「もっと高い」ので、旗竿地のコスト面での相対的優位性は変わりません。

何と言っても、同じ最寄り駅で同じ地域性で同じ治安状況の敷地をより安く買えるのですから。

この記事につけられたタグ

関連する記事

この記事の作者

YAZIUP運営
YAZIUP運営
「モテたい!カッコよくいたい!!」 そんな30代〜50代の男性の皆様に“カッコいい”おやじになるための情報を毎日お届けするYAZIUP!! 雑誌モデルや有名人のような現実的でないスタイルは提案しません! 日々の生活や、ちょっとした工夫でできる 『近所のオヤジ達の中で一番カッコいいオヤジ』を目指しませんか?
up YAZIUP運営
YAZIUP運営
ライフスタイルの

アクセスランキング

人気カテゴリランキング

ページTOPへ
ページTOPへ