大腸がん、乳がん、食道がんの検査キット「がんリスクチェッカー」を体験

  • 2016/09/08
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  • 検査キット評論家  小長谷直登(こながやなおと)
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私は30代前半の男性で、年齢的に人間ドックを受けるには少し早い。子供のときの喘息や帯状疱疹くらいで他に大きな病気にかかったこともない。しかし、祖父は大腸がんにかかった経緯もあるため遺伝子的にもがんにかかりやすい家系なのかもしれないという不安はあった。

今回検査は、まさに「大腸がん」の検査。それに加え「乳がん」「食道がん」の検査もできる。乳がんは女性に比べ発症率は少ないももの男性でもかかる可能性がある。つい先月まで脇腹の辺りに痛みをともなうシコリが一か月程あったため、もしかして乳がんかもしれないと疑っていた。陽性でないことを祈りつつ検査に臨む。

今回使う検査キットは、株式会社リージャーの「食道がん+大腸がん+乳がん+消火器がん検査キット」というアレルギー検キットを使う。株式会社プロアクト公式サイトで10,584円(税込)で購入した。病院の本格的な人間ドックと比べると時間は5分程度でできて費用も1/7程度なので、この手軽さは有難い。

 

この検査でがんが見つかる根拠

公式サイトより引用
がんリスクチェッカーは、「p53抗体」と、「CEA」を組み合わせて検査します。 「p53抗体」検査は2007年11月に厚生労働省において乳がん、大腸がん、食道がんの診断に保険適用が認められた新しい腫瘍マーカーです。
従来の腫瘍マーカーで最も汎用的に使用されている「CEA」検査を組み合わせることで、がん罹患の可能性を含む早期ステージからがん罹患状態の中・後期ステージ、さらにはがんの転移や再発等におけるリスクチェックに有効です。
p53抗体では臓器特異性が少ないこともあり、陽性時は全身のスクリーニングが必要です。 年齢・性別からある程度高発部位を推定して精密検査を行う必要があるため、結果が陽性の場合は医療機関での総合的な検査を受診されることをお勧めいたします。

 

私が調べたところ、がん検査の方法は3つある。「p53抗体」検査、「CEA」検査、「CA19-9」検査だ。それぞれに弱点があって、「CEA」は加齢や喫煙で誤判定が出てしまうときもあり、「CA19-9」は糖尿病でも反応してしまうという弱点がある。

一方、「p53抗体」はがんの細胞を持つ人の体内だけに作られる抗体を測るもので、特に、早期のがんに対しては従来の検査方法の10倍の精度と信頼性があるそうだ。今回の検査キットは、「p53抗体」と従来の検査項目である「CEA」を組み合わせることで精度を高めている。

今回の検査キットは、血液検査だけにもかかわらず50%位の確率でがんの疑いが判別できると言う。また、患者の予後の予測や治療前後にモニタリングする際にも有用するそうだ。この検査結果を持って病院に行き有用性を確かめてみたい。

「p53抗体」検査は2011年時点で、食道がん、大腸がん、乳がんの検査項目として認められている。「CA19-9」検査は胃がん、大腸がん、肝臓がんの検査で使われる項目だ。

 

商品到着

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平日の午後1時に注文して、翌日の昼に到着した。スピード配送のイメージが強いamazonより速いかもしれないと感じた。

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中身はコンパクトにまとめられている。

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株式会社リージャーの製品を初めて使うが、説明書がとてもわかりやすい。ここまで完成度があれば、採血中に手順を忘れてもすぐに確認することができるため慌てずに済みそうだ。

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血糖や中性脂肪は、食事の影響を受けるため、特に今回の糖尿病検査に関しては、空腹時に行った方がいい。今回は翌日の晩御飯を最後に朝は何も食べずに12時間以上食べていない状態で臨んだ。

さすがにお腹が減ると意識が朦朧としてしまい献血時に気持ち悪くなってしまう。そのため今回は会社までの通勤を使って早歩きして検査に臨むことにした。早歩き後に採血することで採血時の気分の悪化を防ぐとともに、出血も多くなるので採血に必要十分な血液を確保する狙いだ。

 

検査キットの中身

 

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・ランセット
・吸引器
・シリンダー
・密閉キャップ
・ボトル
・トレイ
・消毒布
・バンソウコウ

 

検査の下準備

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作業しやすいようにボトルをトレイに立てておくと以降の作業が楽になる。

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作業しやすいようにボトルをトレイに立てておくと以降の作業が楽になる。

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早速採血の準備に入る。まずは、よく手を洗い付属の消毒用エタノール布で採取する指を拭く。

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今回使用するランセット。出血をさせるための道具だ。念のため2つ入っているが、1つで十分の出血があれば2つ使う必要はない。

繰り返しになるが、情けないことに私は血を想像したり見ると気分が悪くなってしまう体質だ。初めてランセットを使うときは1時間も躊躇した。今回は3回目のランセット使用となるが、未だに気軽にできる気分にはなれない。

特に始めてのランセットを使う人の気持ちはよくわかる。拭いても冷や汗が手のひらから出てきてしまい検査にならないのだ。

説明書では「検査の前に30回程、採血する手をマッサージすることをお薦めする」と書いてあるが、今回は通勤で息が上がった分、血行は良好なのでマッサージは行わない。

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説明書にも書いてあるが初めてランセットを使う方のためにランセットの使い方をおさらいしておく。まずはランセットの先端部分をひねって外す。

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徐々に押し付ける力を強めていくと、カチッという音とともに針が一瞬出てかすかな痛みがある。

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吸引器のスポンジ部分に血液を付着させると綿嬢の遷移が血液を吸引する。

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量にして3滴程の血液が必要なので片方の手で血液を押し出すように指をマッサージするといい。吸引器で吸い取りながらチップと呼ばれるスポンジ部分が1cmほどの長さに赤くなれば問題ない。

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ボトルの白いキャップを外して、その中に吸入器を挿入する。

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吸引器をボトルの中に差し込み上の緑の丸い部分を押し込むと、血液がボトルの中に落ちる。この時点で、止血のためにバンソコウをする。この先の作業は落ち着いてゆっくりで問題ない。

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吸引器を外して、白いキャップを取り付けたら、すばやく泡立てないようにボトルを振る。

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ボトルの白いキャップを外して、その中にシリンダーを挿入する。シリンダーは上からゆっくり底まで差し込む。底まで差し込むと元々ボトルの中に入っていた薬品が上に上がってくる。

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密閉キャップを差し込んで蓋を閉めれば完成だ。

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ボトルを下から見ると、繊維状のようなものが赤くなっているのが見える。

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検査申し込み用紙に必要事項を入力する。初めての方は検査IDがないので記載する必要はない。検査IDは郵送されてくる検査結果とともに知ることができる。「検査結果をメールで通知する」にチェックを入れると郵送よりも3日程早く結果を知ることができるのでチェックを付けておいても損はない。

ボトルとキット一式をトレイの中に収納する。検査申し込み用紙とトレイを返信用封筒に入れ、ポストに投函する。特に気温が高い時期のポストは、気温による劣化を最小限に留めるため、郵便局の窓口か、コンビニ内に設置してあるポストに投函することをおすすめする。

そういったポストが近くにない時は、できるだけ直射日光に当たらない日陰のポストに投函することをおすすめする。

 

検査結果が到着

検査項目 測定値 判定
 [正常値]  単位
 ・CEA  2.7  good!!
 基準値[~5.0]  ng/mL
 ・P53  0.1  good!!
 基準値[~1.2]

 

2週間後にメールで結果が到着した。検査結果を開封する前はなぜか少しわくわくする。しかし、検査結果はとても簡素な作り。CEAもp53にgoodと書かれているが、これは陰性と判断していいのだろうかと少し心配になる。

メールは少しでも早く結果を知りたい人へのサービスといったところで、デザイン等は一切ない。

検査結果ページより引用
・本検査を受けられた方へご承知おきいただきたいこと 本検査だけでは、ガンを確定させ、診断できるものではありません。あくまで、ガンの発見に役立てるためのスクリーニング検査です。 各項目のいずれかが基準値以上の方は、医療機関を受診されることを強くお勧めします。また、基準値以内の方でも、ガンを否定できるものではないので、特に健康不安や体調不良を感じる方は専門医にご相談ください。

読み解くと、このがん検査は、がんの可能性を発見するためのものであって、がんになっている状態を確定するものではないということ。今がんにかかっていたとしても数値的に可能性が高いということで確定することはできない。確定するのは病院で正式な診断を受ける必要があるということだ。

それならば、このがん検査キットの存在意義を問いたくなるかもしれないが、私にとっては、この手軽さとる程度の検査の信ぴょう性だけでは十分価値はあると感じる。

私の父親は定年退職して会社の健康診断も受けていない。そんな父親に手軽な人間ドックキットとしてプレゼントしたら喜ばれるだろう。

結果が陰性だった安心感からか大腸がん、乳がん、食道がんなど3つを手軽に検査できて1万円ならお買い得な気もするが、他のがんの可能性も捨てきれていない今、検査したい気持ちが強くなっていく。検査というのは、一度検査すると次から次へと完璧に検査しないと気が済まなくなるという一種の中毒性があるのかもしれない。

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メールでの通知後3日で結果が到着した。既に結果は知っているので特にわくわくはしない。

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郵送の結果通知の方がメールに比べてわかりやすい。特に基準値の部分が、メールでは最初よくわからなかったが、こちらの方が直感的にわかるようになっている。さらにデメカルIDも通知されている。

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大腸がん、乳がん、食道がんの検査キット「がんリスクチェッカー」の評価

検査結果が届くのが意外にも早かった。ポストに投函して11日後にメールが到着した。以前に検査した腸内フローラ検査では3週間かかったため、今回はとても早く感じた。

購入前は具体的な検査手順がわからず不安を感じていたものの、購入後に商品に同封されていた手順書を見るととても丁寧でわかりやすい。今後も様々な検査キットを検証していくが、今のところ説明書のわかりやすさはNo.1位だ。

パッケージデザインもキットもシンプル且つコンパクトで、検査キットという味気ない分野にデザインという概念を取り入れたことは評価が高い。そのおかげで、検査キットの様々な不安を軽減してくれた。今回、この記事のために写真を撮影しながらの採血をしたが、それでも焦ることなく遂行できた。

要望を言わせてもらえれば、メールでの検査結果通知をもう少しデザイン要素を入れて欲しいと感じた。メールのみで検査結果を受け取る人にとっては、少しわかりづらい点もあるからだ。

この検査キットの素晴らしい点は、私のように病院嫌いな人間でも親しみやすいパッケージデザインのおかげで取っつきやすくなったところだ。こういった検査キットをもっと普及させることができれば、世の中に早期発見ができる人が増え、がんで亡くなる人がもっと減るだろう。

この検査キットは、周りの人間にお勧めできる。私自身も何年かに一回ずつでも定期的に使っていきたい検査キットだと感じた。

パッケージデザイン:★★★★★
商品説明:★★★★★
絶対的価値:★★★★☆
価格:★★★★☆
リピートの可能性:★★★☆☆
他人におすすめする可能性:★★★★★

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この記事の作者

検査キット評論家  小長谷直登(こながやなおと)
検査キット評論家  小長谷直登(こながやなおと)
1984年神奈川県足柄上郡松田町生まれ。 仕事をきっかけに検査キットの可能性に興味を持つ。検査キットで救われる命があることを知り、検査キットの情報を正しく伝えるためにYAZIUPを通じて検査キットの情報を発信している。血液型は未だ不明。血液を想像したり見たりすると気持ち悪くなる体質ながら検査キットと格闘している。筋トレ、卓球、登山、カメラが趣味。
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