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北海道カマンベールチーズに思うこと

  • 2017/03/24
  • グルメ
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  • アントニオ犬助
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昭和はおおらかだったのか、無知だったのか

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別項目で「どこのやねん・ナポレオン」が昭和の時代にはよく売れていたという話をいたしました。(「誰やねん・バレンチノ」と「どこのやねん・ナポレオン」|YAZIUP[ヤジアップ])
本来ならば、厳しい基準が設けられているナポレオンのはずなのですが、その規制の網をかいくぐり、フランス産のブランデーに適当にナポレオンという名称をつけて輸入販売したところ、贈答品として大当たりしたという。
そんなことがまかり通っていた昭和という時代は、おおらかでよかったですな……という話でした。

 

食のブランドを守るフランスの取り組みとは

さて、本物のコニャックやアルマニャックのみに付けることができる「ナポレオン」というグレードは産地や成熟年数に厳しい規制が設けられています。
これって実はそれほど珍しいものではなくてフランスの農産物、とりわけワインやチーズにおいてよく見られるもの。
AOC(Appellation d’Origine Controlee:アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ)と呼ばれており、法律としてその原型が登場したのは20世紀初頭、原料の偽装を取り締まるために施行されました。
その後、原産地の保護のための法律も施行、つまり類似品が出て来ることで「本物」が不利益を受けることのないようにという取り組みは早くから行われていたのですね。

 

ブランドとは国を挙げて守るべきもの

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例えばロシアは慣習的にブランデーのことをコニャックと呼びます。
しかし、本来ならばコニャックとはフランスのコニャック地方だけで、定められた製法で造られたもののみが名乗って良いもののはず。
ですからフランスは国をあげて、何度もロシアに働きかけをおこなっている。
まあ、そんなものどこ吹く風とばかりに、黙殺し続けているのがロシアっぽい話で、ロシア産コニャックは今日も生産され続けているのですが……。
でもこのことから、自国の生産物のブランドに対するフランスの意識の高さが理解できるはず。
ブランドとは国を上げて守らなくてはいけないほど、重要なものだったりするのです。

 

本当は怪しい、北海道カマンベールチーズ

AOCに選定され保護されている農産物は、他にもたくさんあります。
チーズの女王と称される「カマンベール・チーズ」、その中の「カマンベール・ド・ノルマンディ」と名乗って良いのは、上陸作戦で有名なノルマンディ地方で造られたものだけなのです。
しかしカマンベールチーズだけならばセーフのようで、このことは雪印や明治乳業が「北海道」カマンベールなる商品を販売し続けていることでもわかるのです。
カマンベールも元々、フランスの地方名、カマンベール地方で作られているから、その名前になっているのですから、頭に北海道がつくと訳がわからなくなってしまうのですが……。

 

まあ、本物がすべてというわけでもないよね……

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でね、件のカマンベール・ド・ノルマンディをいただく機会があったのです。
AOCが保護しているというぐらいですから、どれだけ素晴らしいものかという期待もあったのですが、まあ正直な感想を言うと北海道カマンベールのほうが旨い。
本物よりもニセモノの方がいいということは、あまりないのですが、カマンベールチーズについては、そんな数少ない例だったという。
まあ、私の舌が本物を感じられるほど成熟していなかったということもできるのですが。

 

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