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ファーストフードがグルメ様になる瞬間

  • 2017/02/24
  • グルメ
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  • アントニオ犬助
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パンも結構オイシイと、力説したくなるものです

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「人はパンのみにて生きるにあらず」。
新約聖書のマタイ伝にある言葉、腹がふくれるというような物質的満足のみによっては人間は生きていけない。
精神的な満足つまりは神に愛されている的な、信仰があってこそ、人間は人間らしく生きられるものだ、といった意味でしょうか。
ならば、とりあえず腹がふくれればいいといった類の吉野家とかマクドといった、世のオヤジたちの昼飯時にヘビーローテーション化している飯屋は、人間らしい食い物ではないとういうのでしょうか。
吉野家のコストパフォーマンスの高さの前にはキリストも思わず、微笑んでしまうと思うのですが……。

 

歴史的にファーストフードは強い国

日本はせっかちな国民性のせいでしょうか?
そもそも、キリスト教的なパンに当たる食べ物は豊富な国。
例えば、今や日本食の代表のような顔をしている寿司にしても、発祥自体は屋台のもの。
日本の伝統食である「鮒ずし」などの発酵系の寿司に対抗する形で、すぐに食べられる「早ずし」として供されたのです。
ですから、現在の握り寿司の形になる前の早ずしは、おにぎりぐらいの大きさがあったとか。
まあ、オカズであるネタと主食である米を一緒に出すという時点で、発想が非常にファーストフード的。
これと同様に、屋台に発祥を持つのが天ぷら。
こちらも、新鮮なタネに衣をつけて手早く供する……イギリスのフィッシュ・アンド・チップスと似たような扱いだったというのです。

 

ファーストフードが一皮向けると

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さて、寿司や天ぷらは見事にファーストフードから日本料理へと脱皮を遂げました。
この裏に何があったのか……寿司や天ぷらの料理としての潜在的な力を見抜いた、慧眼の持ち主がいたのでしょう。
しかしその過渡期に、従来の寿司や天ぷらのファンはどのような反応をしたのか?
「……何でえ、寿司のくせにえらく気取りやがって!!」などと、江戸っ子から憎まれ口の一つも叩かれたことでしょう。

 

ラーメン「通」の存在はどうなんだ?

さて、今まさにキリスト教的なパンからジャンプアップしようと努力中の食べ物に、ラーメンがあります。
まあ、まだ値段が安いからでしょうか、愛好家の多いこと。
「食べログ」などを見ていると、何とも通ぶった食べ方といい、味についての記述といい、読んでいるこちらが恥ずかしくなるような、ラーメン通の「レビュー」が並んでいるのです。

 

大人びたあの子に通じる、一抹の寂しさ

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まあ、こちらとして感じることは「……何でえ、ラーメンのくせにえらく気取りやがって!!」ということ。
そして、寿司や天ぷらが通ってきたであろう道を、ラーメンも行ってしまうのかという、なんとも言えない寂しさなのです。
まるで同級生のA子ちゃんが、しばらく見ない間にきれいになって、遠い存在になってしまったような一抹の悲しみなのです。
恐らくですが、あと10年もすればファーストフード的立ち位置を完全に脱することでしょう。
だから、今の間にたらふくラーメンを食べておこうかと。
あ、誤解のないようにいっておきますが、何もファーストフード的立ち位置の食べ物とか、日本料理とかで序列を付けるつもりはありません。
全く別のものになろうとしている、今のラーメンの立ち位置がどうなんだ? ということなのです。

 

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みんなに嫌われるジジイを目指して、日々精進中!!
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