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日本酒「Ice Breaker」がユニークなのは、名前だけではない

  • 2017/10/06
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目を引くネーミングの日本酒が!!

目を引くネーミングの日本酒が
「美少年」から、始まった流れでしょうか。
「うつけ酒」、「はげあたま」、「ちどりあし」、店頭で一風変わったネーミングの日本酒を、見かけることが珍しくなくなりました。
定期的にブームが来るとはいえ、日本酒製造も楽ではないのでしょう。
メーカーもあの手この手で大変だよなあと思っているところ、今年の夏に出会ったのはペンギンがデザインされたラベルの日本酒。

その名は「Ice Breaker」……「タクシードライバー」、「モヒカン娘」。カタカナが並ぶ名称の日本酒は見かけるようになりましたが、アルファベット表記のものは始めてです。

「夏限定、売切れ必至の『Ice Breaker』今年も入荷なのです!!」
添えられた手書きPOPにも惹かれ、物珍しさもあり、1本購入してみることにしました。

 

ネーミングだけではない、Ice Breakerの個性

このIce Breaker、製造しているのは京都は丹後の日本酒メーカー「木下酒造」。
500ml入りで1,100円という値段はごく普通、目立つ点はラベルやネーミングだけの様に思われます。

しかし、Ice Breakerがユニークなのは、それだけではありません。
飲み方はロックがオススメとか、冬季に醸造した原酒を半年熟成させたものであるとか、なかなか一筋縄ではいかないのです。

興味を持って木下酒造について、もう少し調べてみると、製造責任者である杜氏はフィリップ・ハーパーさん。何と英国生まれというではないですか!!

 

杜氏・ハーパーさんのユニークな経歴

杜氏・ハーパーさんのユニークな経歴
彼が来日したのは30年ほど前、英語教師としてでした。
その任期中に日本酒と出会ったハーパーさん、その魅力に惹かれて酒造りの道へと進みます。そして、様々な酒蔵で蔵人としてのキャリアを積んだ後、現在の玉川酒造に杜氏として迎えられたとか……。

これがハーパーさんのざっくりとした経歴、海外出身の杜氏はもちろん、日本中探しても彼一人といいます。
ユニークなバックボーンを活かして、先のIce Breakerの様な一風変わった製品ばかり生み出しているんだろ? そんな風に感じた人は大間違い。

玉川酒造で杜氏としてスタートした初年度には、全国新酒品評会で金賞を獲得するなど本格的な酒造りでも、ハーパーさんは高い評価を得ているといいます。

 

王道を行くものと、ユニークなものの2本立て

以来、玉川酒造が製造するのは、「玉川」や「雄町」という王道を行くものと、「Ice Breaker」や「Time Machine 1712」といったユニークなものの2本立てとなっています。

日本酒製造という伝統性を重んじる世界で、なにか新しいことをするということ。
ネーミングを工夫したり、販路を海外へ求めたり、各酒蔵は生き残りに必死です。そんな中、玉川酒造は酒造りの肝である杜氏を、日本人以外から求めるである賭けに出ました。

もちろん、それはハーパーさんの酒造りの腕前とユニークさ両方を見込んでのこと。
そして、今のところ狙いは大成功となっているのです。

 

もっと楽しむには、来年の夏まで待つ必要が

もっと楽しむには、来年の夏まで待つ必要が
さて、Ice Breakerの味なのです。
一番の魅力は芯の強さ、ロックで薄まりつつも主張を続ける個性。これは、半年間の熟成から生まれたものに違いありません。
しかし、味を全体的に見ると日本酒以外の何物でもないという感じ。
個性はあるものの全体のバランスを崩すほど、主張は強くないという印象です。

そして、何よりも嬉しいのは……特別高額なものではないという点でしょう。
しかし、Ice Breakerは限定生産品、もう一度楽しむには、来年の夏まで待たなくてはなりません。それまでは玉川や雄町といった定番品を楽しみましょうか。

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