「居酒屋」とは「居ながらにして酒が飲める酒屋」なり

  • 2016/10/17
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「居酒屋」ということばの本来の意味は?

「居酒屋」と聞けば、誰もが頭の中にイメージを思い描くことができるでしょう。店の前には赤提灯が下がっていて、場合によっては縄のれんがあり、入れば椅子とテーブルが雑然と並んでいて、壁には肴のメニューがずらり。しかも、どれを見ても、値段は低め。

ところが、イメージとはうらはらに、それでは「居酒屋」とは本来どういう意味なのかと問われて答えられる人は、存外少ないのではないでしょうか。

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twoKim images / Shutterstock.com

 

客がそこに居る酒屋。だから居酒屋

「居酒屋」を字面から見れば、「居る酒屋」ですね。では、「居る」のは誰? これはもちろん「客」でしょう。では、「酒屋」は? これまた、もちろん「酒を売る店」ですよね。

そうなんです、「居酒屋」は、「客がそこに居る酒屋」。もう少しかみくだくと、「居ながらにして酒が飲める酒屋」。
来た客にその場で酒を飲ませる店というのが本来の意味で、実態はあくまでも酒屋。決して飲み屋ではありません。かつての酒屋には多く立ち飲みコーナーがありましたが、あれが居酒屋本来の姿です。

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江戸が焼け野原になって、居酒屋ができた

そんな居酒屋がいまのような「飲み屋」になったのは、明暦の大火がきっかけと言われます。明暦とは将軍徳川家綱の時代で、1655〜1657年。江戸の町に遊興施設が立ち並ぶようになるのは元禄(1688〜1704)の頃からで、その30年ほど前ということになります。

「振袖火事」という別名のある火事は「火事と喧嘩は江戸の華」といわれた江戸でも最大規模のもので、江戸城の天守閣から大名屋敷、市街地にいたるまで、江戸のほとんどすべてが焼き尽くされました。
焼き尽くされれば、再建のための工事が始まります。工事には、全国各地からたくさんの職人が集まってきます。そんな職人たちの腹をくちくしてやる煮売り屋が浅草をはじめとする江戸の町にでき、それが酒屋ではない飲み屋としての居酒屋へと変わっていったのです。

 

江戸の居酒屋、現代の居酒屋

居酒屋の元祖は元文年間(1736〜1740)に神田鎌倉河岸にあった「豊島屋」と言われますが、江戸中に居酒屋ができたのはその100年ほどあと。その頃の居酒屋のメニューが記録に残っています。一部を書き出すと、

■酒
立ち飲み 1杯8文(152円)
お銚子 1本12文(228円)
極上酒 1本32文(608円)

■肴
おでん 1皿4文(76円)
いわしの蒲焼き 1尾4文(76円)
焼き豆腐 1丁5文(95円)
がんもどき 1個10文(190円)

( )内は現代の貨幣価値にで見たときの換算値ですが、メニューも値段も今とそう大きな違いはない気がします。
現代の居酒屋も、ひょっとすると時空トンネルを通じて江戸の居酒屋につながっているのかも。

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Sean K / Shutterstock.com

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