バーボンがブームなのはいいけれど、ここで一言

  • 2016/10/16
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スーパーの洋酒売場にはバーボンが並ぶ

いまこの国でどんな酒が好んで飲まれているかは、品揃えの豊かな専門の酒販店よりも町中のごく普通のスーパーの酒売場を見るとよくわかります。最近はスーパーといえどもそれなりに分類の行き届いた商品棚が多く見られますが、その中でここ数年、蒸留酒のスペースの多くを占めているのが、バーボン・ウィスキーです。
某著名女性タレントがCMの主役をつとめているジム・ビームの影響が強いと言えそうですが、根っからのバーボン党にとってはめでたしめでたしというところでしょうか。

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誰だ、「バーボンの王者、ジャック・ダニエルズ」なんて言ったのは?

それでいながら、ネットのブログなどを見ていると、バーボンについての誤解や勘違いがどうも目立ちます。典型的なのは、「バーボンの王者、ジャック・ダニエルズ」なんてフレーズ。これを見ると、尻のあたりがもぞもぞしてきますね。
というのも、ジャック・ダニエルズは確かに広い意味でのバーボンの一種ではありますが、これはアメリカ・ケンタッキー州の酒と定義していいバーボンとは別な、アメリカ・テネシー州特産のウィスキーだからです。材料はほぼ同じですが、味はもちろん、製法がケンタッキー・バーボンとは違います。

 

 

ケンタッキー・バーボンもジャック・ダニエルズも原料は同じ

バーボンと呼ばれるウィスキーは、トウモロコシ、ライ麦、麦芽処理したバーレー(大麦の実)を原料として造られます。このうち最も比率の高い原料はトウモロコシで、おおよそ50%強。これはケンタッキーで始まった製造法で、テネシーでもそれは踏襲されています。
ところが、製造工程には大きな違いがあります。やがてウィスキーとなる材料は低音で煮沸したあと、発酵桶に入れて数日寝かせ、そのあと蒸留搭で第一次蒸留。ついで別の蒸留器に移されて、アルコール度数の高い液体に変身させられます。こうしてできた無色透明の液体を「ホワイト・ドッグ」と呼びますが、これを樽につめて最低でも4年間熟成させることによってできあがるのが、ケンタッキー・バーボンです。

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違うのは、カエデ材の炭による濾過

これに対し、ジャック・ダニエルズの場合は、もう1つ別の工程が加わります。ホワイト・ドッグをそのまま樽に詰めることはせず、その前にカエデ材の炭で濾過するのです。
木炭が脱臭材として使われることは、たいていの人が知っているでしょう。カエデの木炭を濾過に利用するのも理屈は同じで、多孔質の木炭を通すことでホワイト・ドッグに残っている雑物や油分が取り除かれます。この過程は重要で、これにより最終的に出来上がるウィスキーはすっきりとした、豊潤な味わいになるのです。ケンタッキー・バーボンの野性味とジャック・ダニエルズのメロウさの違いも、そこから生まれます。

酒というのは実に微妙で、ほんの一工程違うだけで味が変わるんですよ。

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AlenKadr / Shutterstock.com

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