江戸時代の富裕層は味醂を愛飲した!?

  • 2016/10/16
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日本に古くからあるリキュール、味醂

蒸留酒(スピリッツ)に果実やハーブを加えて香味を移し、砂糖やシロップを添加した混成酒を、リキュールといいます。そもそもは薬用の酒でしたが、いまはもっぱらカクテルの材料。例えば、女性に好まれるカカオ・フィズは、カカオリキュールにレモンジュースや砂糖を加えて作ります。
そんなリキュールの1つに味醂があると言ったら、驚く人がいるかもしれません。味醂って、あの調味料の?そうですよ、どの家のキッチンにもあるあの味醂です。

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戦国武士たちが飲んだ、貴腐ワインのような甘い酒

いま味醂を飲むという人がいたら、アル中か強度のキッチンドリンカーでしょうが(詩人の谷川俊太郎さんのご母堂はオーデコロンまで飲んだといいます)、時代をさかのぼって江戸時代まで行くと、これ、実は高級酒でした。というより、味醂はそもそも「酒」として日本に入ってきたものなのです。
その始まりは戦国時代。中国から入ってきた「蜜淋」という酒をまねて造られるようになったのが、そもそもの発祥だと言われます。愛飲したのは戦国武士たち。いまで言えば貴腐ワインのような甘い酒で、戦いの前夜、武士たちは必勝を願って寝酒にしたのかもしれません。

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江戸時代、日本最古といわれるカクテルの材料に

江戸時代になると、味醂は単体ではなくカクテルとして飲まれるようになりました。江戸では「本直し」、上方では「柳陰」と呼ばれたものがそれで、焼酎(いまの焼酎ではなく、日本酒の副産物としてできた焼酎)を味醂で割ったもの。焼酎はすでに庶民の酒になっていましたが、味醂はまだ高価だったので、飲んだのはもっばら富裕層だったといわれます。
「越後屋、おぬしもワルよのう」というおなじみの悪代官の台詞がありますが、悪代官と悪徳商人は、「本直し」で企みの成功を祝ったのかも。

 

 

いまも「本直し」を愛飲する人たちがいる

実は、現代でもこの日本最古のカクテル「本直し」をひそかに愛飲している人たちがいます。江戸期とは違って米焼酎を使い、これを味醂で割るのだとか。比率は「6:4」もしくは「7:3」といったあたりのようです。
ただし、大急ぎでつけ加えると、ここで言う味醂は、キッチンにある味醂ではありません。使うのは、江戸以前から伝わる「古式味醂」。もち米と米麹、焼酎(乙類焼酎)を原料として作られるもので、醸造用アルコールではなく本格焼酎を使うのが、キッチンにある味醂との大きな違いです。

 

 

古式味醂はいまも簡単に入手可能

古式味醂はさすがにスーパーで見かけることはありませんが、少量ながら日本のあちこちで造られ、本格派の料理店などで使われ続けています。入手も難しくありません。
「本直し」は、一度飲むと「旨い!」と言う人がほぼ100%だと言われます。日本酒にもワインにも少々飽きがきて新しい味が欲しいという人は、ぜひお試しを。

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