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酒はやっぱり“人肌”がよろしいようで

  • 2016/09/27
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テレビの時代劇が見せている嘘

昨今のテレビからはすっかり消えてしまったように見える時代劇ですが、実際にはそれは錯覚。新しく制作されるのはNHKの大河ドラマぐらいですが、リモコンでBSに切り換え。民放BSの画面に移れば、これはもううじゃうじゃというぐらい放映されています。古いものがほとんどなので、さすがに画像は荒れていますが、そこは我慢。
ところで、時代劇には、歴史を少しかじった者からすると、妙としか思えない場面があります。1つ挙げると、居酒屋で酒を飲む場面。元禄時代の武士や町人が、燗徳利(とっくり)を片手にお猪口に酒をつぎ、一杯やっていたりします。これ、時代考証の完全な間違いですよ。

 

おなじみの徳利が登場したのは、江戸の天保年間

徳利に酒を入れて燗をつけるというのは、江戸時代末期、天保年間(1830〜43)にできた風習。元禄より120年以上もあとのことです。
歴史にうといという人のために説明すると、元禄は経済が爆発的に向上し、町人のふところが豊かになって、江戸に消費文化が満ちあふれた時代。一方、天保は、大飢饉が起こって、農民が次々に飢え死にしていった時代。時代劇でもっばら元禄が描かれるのは、暮らしの豊かさという面での時代考証がされているからです。日本中が大飢饉のときに酒場でわいわい騒ぐなんて場面はありえません。

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徳利と銚子は同じもの? いえいえ、違います

ついでながら、ここで1つウンチクを。
いま「燗徳利」と書きましたが、酒に燗をつけるのは、徳利がなかった時代から行われていたことです。では、燗をつけるのに、どんな道具を使ったのか?「ちろり」と 「銚子」です。
と言うと、徳利と銚子は同じものじゃないかという声が聞こえてきそうですが、それは間違い。銚子は本来金属製で注ぎ口があり、柄と蓋のついたものを言います。現代では、土瓶と言ったほうが早いかも。天保以前の江戸時代には、ちろりで燗をつけ、酒を銚子に移して客に出されていました。
酒器にも歴史があります。

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酒は「人肌燗」に限るんですよ

ところで、「燗」は、中国渡来の文字ではありません。和製漢字です。ということは、わざわざ新漢字を作るほどに燗酒は日本人に好まれたということでしょう。
ここで、私見をひとくさり。吟醸や生酒はともかく、それ以外の日本酒は燗をつけて、それも「人肌燗」で飲むのが一番ですよ。そう思いませんか、日本酒党の諸氏?
「人肌燗」とは、温度でいうと摂氏38℃前後。体温より少し高い温度ですね。この熱さ、いやぬるさが、なぜいいか。「若い女性の内股の熱っぽさと同じだよ」と説く人があります。
そうか、酒はやっぱり好色に通じていましたか。

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