リキュールは魅力いっぱい。カクテルの材料だけじゃないぞ

  • 2016/09/18
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バーのカウンターの後ろには銘酒がずらり

本格バーにはじめて入ったとき、たいていの人が驚くのが、カウンターの後ろの棚に並んだ酒類の豊富さです。気の利いた店になると、ボトルの形やラベルの色に合わせてより美しく見える工夫が凝らしてあり、目を楽しませてくれます。
ただし、並んでいる酒の大半は、飲んだことはもちろん、名前を聞いたこともないものが大半でしょう。それもそのはず、ボトル棚に並んだ酒の多くは、日本ではなじみの薄いリキュールだからです。

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cdrin / Shutterstock.com
 

スピリッツに香味成分を加えたリキュール

リキュールとは何ぞやとなると、これは国々によって定義が違い、説明には1冊の本を要するほどですが、一言で要約すると、
リキュール=スピリッツ+香味成分
ということになります。

スピリッツというのは、ま、説明無用でしょうが、蒸留酒のこと。ジンやウォッカ、焼酎ですね。これに香味成分をプラスして別な色、味、香りにリメイクしたものがリキュールというわけです。日本独自のものでいえば、味醂や梅酒がリキュールです。

 

リキュールのスタートは「薬酒」

リキュールは、そもそもはヨーロッパで「薬酒」として作り出された酒です。リキュールにいろいろな色や香りがあるのは薬効のある植物の成分をスピリッツに溶かし込んであるからで、滋養強壮、利尿・解熱などいろいろな効き目がうたわれています。だから、リキュールは、もともと単体で飲む酒で、決してカクテルのために生まれたわけではありません。
それなのに、ほとんどの場合はカクテルの材料。単体で飲むことは皆無に近いというのは、やはり日本の特殊事情と言っていいかもしれません。

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映画『カサブランカ』の1場面にしびれる

そんな日本のリキュール事情とは対照的な場面というと、1作の映画が思い浮かびます。ハンフリー・ボガートの代表作として知られる1942年のアメリカ映画『カサブランカ』。第二次大戦下のフランス領モロッコを舞台にしたラブ・ストーリーですが、ボギー演ずる反ナチスの運動家ラズロと妻イルザによる印象的な場面があります。場所は、アメリカへの亡命希望者のたまり場になっているカフェ「リックス・カフェ・アメリカン」。カウンターに席をとったラズロがこう言います。「コアントローを2杯」
映画を見ていない人には何のことやらさっぱりでしょうが、うーん、カッコイイ!

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Sergey Goryachev / Shutterstock.com
 

コアントローは、教養人であることの証明書

コアントローというのは、オレンジの果皮から作られたリキュール、ホワイト・キュラソーを代表する逸品。甘い酒ですが、これをバーのカウンターで注文するという場面には、欧米の人なら黙っていてもわかる特別な意味があります。
コアントローは、西欧では、教養ある階層の人たちが食後にストレートで飲む酒です。つまり、バーのカウンターでそれを注文するということは、この2人がすでに食事をすませてきたあとであり、しかも酒の流儀をよくわきまえている教養人であることを示しているのです。
そう、たかが酒にも、教養と良識がからんでくることがあるのですよ。

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