札幌記念2016 怪物モーリスは距離伸びてパフォーマンスを上げるのか

  • 2016/08/11
  • ギャンブル
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  • のりき 夢丸
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洋芝・右回り・2000Mという条件設定

G2札幌記念に向けて、モーリス(牡5・堀厩舎)の調整が進んでいる。
悲鳴と怒号とに包まれたあの凱旋レース安田記念敗北から2か月。
予定の参戦なのかは定かでないが、今年は夏の札幌を始動レースにチョイスした。
洋芝右回りの2000M。この舞台設定がモーリスにどんな新境地を開かせるか、まずは興味が尽きない。

 

 

意外と少ないOP馬の「距離延長」テスト

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モーリス自身の最長経験距離は、3歳春の京都新聞杯2200M。素質開花前ということもあってか、結果は7着だった。
そして4歳春に準OPのスピカSで中山1800Mを勝って以来、一度もマイル以外の距離を走ったことはない。

OP馬、それもここまで強い馬が距離延長に挑戦するのは、近年極めて稀なことだ。
最近思いつくマイラー距離延長成功例を挙げると、

【OP特別】シャイニープリンス(牡6・栗田博憲厩舎)
2回目の2000M挑戦で、福島民報杯勝ち→新潟大賞典3着
【重賞】ミトラ(抹消)
初めての2000Mで、福島記念勝ち。その後金鯱賞も勝つ。

せいぜいこんなところ。
春の天皇賞馬キタサンブラックについては、王道を歩むうちに距離万能であることがわかってきた、というのが正しい見方だろう。

 

 

名馬アグネスデジタルに学ぶ

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ではモーリスクラスの実力を持ち、距離・馬場万能の名馬であったアグネスデジタルはどうだったか。
彼は、3歳夏にダートで2000Mを経験(14着)していたが、4歳の秋に2度目の2000M、しかも芝のG1天皇賞(秋)にいきなりトライ。4番人気で優勝する。
その後は芝なら2000Mあたり、ダートの時だけマイルあたり、と使い分けをしながら、香港Cや安田記念、フェブラリーSなどを勝った。
記憶をたどると、アグネスデジタルにはもとから「引っかかる」という癖がなかった。
つまり楽々マイルをこなす天性のスピードでスッと先行できて折り合える、騎手好みの名馬といえる。

 

 

問題は距離、回りよりも騎手?

315157223Mitch Gunn / Shutterstock.com

モーリスの過去映像をいくつか見返すにつれ、通常は折り合わずに制御不能までいくような困ったシーンは、ほとんど見当たらない。
今年の安田記念は、調整不足でガス抜きができていなかったことと、ペースが落ち着きすぎたことも折り合いを難しくした一因だろう。
それより気になるのは、騎手がコロコロ変わる弊害が少し出始めたのではないかということ。
これだけの馬にして主戦騎手が決まっていないというミステリー。日本で乗るときくらいは誰かに固定しても……。

ビシッと仕上げて、よく知った騎手に任せれば、モーリスにとって2000MのG1を勝つことはそんなに高いハードルではないと見る。
札幌記念がその予行練習に適しているかどうかは、また別物だが。

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馬と日本酒と時代劇をこよなく愛するフリーライター。 モットーは「人の行く裏に道あり花の山」。 最近はドローンに興味津々の毎日。
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