戸崎圭太年間200勝への道 歴代名騎手との比較で見える実力と課題

  • 2016/07/22
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  • のりき 夢丸
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一皮むけたか日本代表戸崎圭太

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ルメール、デムーロの黒船2隻の襲来にも負けず、日本人ジョッキー最後の砦として孤軍奮闘が続く戸崎圭太。
今年前半で早くも1人だけ100勝をマーク。リーディングを独走しているばかりでなく、このまま順調にいけば初の年間200勝も夢ではない位置にいる。
おそらく移籍後自身最高となるであろう今年の成績を、過去の名騎手と比べて「戸崎の強さ」に迫ってみたい。

 

 

VS.ウチパク2009

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まずは同じ南関東から移籍した先駆者、内田博幸騎手にご登場願おう。
ウチパクの最高成績は2009年の146勝。ちょうどオウケンブルースリのあたり、エイシンフラッシュでダービーを勝つ前の年である。

ウチパクと戸崎の成績傾向はよく似ている。勝ち星のバランスがよく、勝率が下がる条件はほとんどない。
ただ今年の戸崎は09年のウチパクの2枚くらい上をいっている感じ。
勝率にしてどの条件でも5パーセント以上上回る。トップ騎手の5パーセントはデカい。勝ち星にしてすぐ10、20勝の違いになるからだ。

 

 

VS.アンカツ2007

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ではもっと神がかっていた、あの頃の安藤勝巳騎手と比べたらどうか。
鬼神のごとき強さを見せたアンカツのベストシーズンといえば、2007年。
なにがすごいって、136勝を挙げておきながら着外がたったの272!複勝率が驚異の5割2分4厘!!
ダイワスカーレットでブイブイいわせてた、あの当時である。

アンカツの強さは「平場」のレースで顕著だった。
獲れるレースをキッチリ獲る。まさに「狩人」のようなジョッキー。
個々の率だけなら、今年の戸崎もそう負けてはいない。重賞や特別戦では同レベル。
しかし2回に1度は馬券に絡むという、凄みまではまだ感じさせない(ちょっとその気配は感じるが)。アンカツ、すごいな。

 

 

VS.ユタカ2005

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最後に、年間200勝といえば忘れちゃいけない武豊騎手と比べたら?
ベストシーズン2005年には、212勝を挙げ、複勝率は貫禄の5割2分9厘。ディープで「空を飛んでいた」あの時代だ。

全盛期のユタカのスゴさは2つある。
ひとつは芝レースで圧倒的に強かったこと。
もうひとつは重賞を鬼のように勝っていたこと。
芝での勝率は今年の戸崎より8パーセント以上勝るし、重賞に至っては63戦23勝!勝率3割6分5厘!!まさにゲームのような勝ちっぷり。
絶頂、という言葉がふさわしい活躍だった。

 

 

今の戸崎に足りないものとは

これからさらに上を目指す戸崎のために、あえてファンが重箱の隅をつつけば、課題は「華のなさ」とでもいえるだろうか。
今は何でもできる優等生。頼りになるお兄ちゃん。だがまだ大レースで光り輝き、ファンの心に残るような印象派ではない。
だからここまできたら下を見ず、まっすぐに、行けるだけの境地まで登り詰めてほしい。
いま日本人で超一流の域に近づくことができるのは、戸崎しかいないのだから。

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のりき 夢丸
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馬と日本酒と時代劇をこよなく愛するフリーライター。 モットーは「人の行く裏に道あり花の山」。 最近はドローンに興味津々の毎日。
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