借金は返さないといけないものなのか

  • 2016/09/04
  • ギャンブル
  • 74view
  • YAZIUP運営
タグ

借金なんて踏み倒せるんじゃないのという人がいる

テレビや雑誌広告などで過払い請求の宣伝を見ない日がありません。過払い請求というのは、請求されるままに法律上の支払い義務がない過剰な利息まで支払っていた人が、本来支払うべき額を超えた部分を取り返す手続きです。

ところが、一度払ったものを取り戻せるのであれば、そもそも払わずに踏み倒すことも可能ではないかという人がいます。その主張も単なる思い付きではなく、それなりの根拠がある場合が見受けられます。

207314827

ひとつの根拠が、闇金に関して最高裁判所が出した判例です。五菱会闇金事件と呼ばれる裁判で、最高裁判所は闇金からの借金は利息だけでなく元本も返済義務がないと示しています。

もっとも、闇金であればすべてチャラになるという話ではありません。この事件では、途方もない高率の利息であったため、元本自体がとてつもない違法行為の道具になっている点に着目してチャラにしたものといえます。事実、最高裁は一般的な指標を示していません。

従って、違法な高率のうち利率がいくらになれば元本もチャラになるのかはわからないのです。

この点を無視して、闇金からの借金は返済義務がないから借りまくってバックレれば良いなどと吹聴する人がいます。そんなことはないので注意しましょう。また、仮にそうであったとしても、相手は闇金ですから相当なリスクを背負うことになるかも知れません。

239087488

それはともかくとして、闇金から借金しなければならないような事態にならないような生き方をする必要があります。

 

時効と破産があるじゃないか

さて、闇金から逃げるというデンジャラスな話ではなく、時効で借金をチャラにする・破産で借金をチャラにするという手法から、借金は返す必要がないと主張する人がいます。

そこで、時効と破産の実際をみてみることにましょう。

・消滅時効
借金の時効とは、民法上の債権の消滅時効のことです。つまり、貸した側が法的に回収できる権利が時効によって消滅する話です。
借金の消滅時効は、商行為である場合が5年でそうでない場合は10年です。サラ金などは商売ですから5年で時効となり、友人知人に好意で単発貸しをした場合などは10年となります。

ここで勘違いする人がいるのですが、5年なら5年逃げたからといって、ただちに消滅時効の恩恵は受けられるわけではないのです。消滅時効の恩恵を受けるには、援用をしなければなりません。

・消滅時効の援用…時効なので払いませんと主張すること

さらに、5年という期間の計算が必ずしも暦どおりではないことも注意しないといけません。業者もプロですから、時効が完成する前にアクションを起こしてくる可能性があります。たとえば、請求訴訟です。

消滅時効は、裁判上の請求などを行うことでリセットすることができるのです。時効の中断と呼びますが、日本語の感覚でいえば中断ではなくやり直しです。中断時点から最初に戻ってカウントが始まるのです。そのため、何年経っても5年にならないということにもなります。

・破産
借金を整理するために自分で行う破産を自己破産と呼びます。破産状態であることが認められて、免責の申立も認められれば、その借金を返す義務がなくなります。一番安全で確実な踏み倒しとさえいわれるのが破産です。

251841604

しかし、踏み倒す前提で借りて破産を申し立てると、詐欺破産罪に問われかねません。そうでなくても、ギャンブルや浪費で作った借金は、免責になる場合でもある程度の返済を義務付けられるなど、お気軽に踏み倒せるものではありません。

結論としては、借金は踏み倒せるかどうかではなく、しないのが一番であるということです。

この記事につけられたタグ

関連する記事

この記事の作者

YAZIUP運営
YAZIUP運営
「モテたい!カッコよくいたい!!」 そんな30代〜50代の男性の皆様に“カッコいい”おやじになるための情報を毎日お届けするYAZIUP!! 雑誌モデルや有名人のような現実的でないスタイルは提案しません! 日々の生活や、ちょっとした工夫でできる 『近所のオヤジ達の中で一番カッコいいオヤジ』を目指しませんか?
up YAZIUP運営
YAZIUP運営
ギャンブルの

アクセスランキング

人気カテゴリランキング

ページTOPへ
ページTOPへ