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ジャン-クロード・ビバー氏の戦略に、オヤジの明日を考える

  • 2017/11/12
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すっかり広まった、アンバサダー商法

すっかり広まった、アンバサダー商法
メジャーリーガー・田中マー君がアンバサダー、一方で読売巨人軍監督・高橋由伸氏が単なるファン。この扱いの違いはどうなの?
以前、ヤジアップでも、取り上げた「ウブロ」についてです。
アスリートや役者など、世界的な著名人をアンバサダーに任命。自社製品を着用してもらい広告塔に仕立て上げる。これを「アンバサダー商法」というのですが、最近はすっかり一般化した様子。

本田圭佑やネイマールをアンバサダーとした「ガガ・ミラノ」はいうに及ばず、例えば意識高い系の大学生が愛用しているのを見かける「ダニエル・ウェリントン」という時計。こちらは有名ブロガーに自社の製品を配り、自らのブログで宣伝してもらうという手法で大成功、これもアンバサダー商法のバリエーションと考えることができるでしょう。

 

アンバサダー商法をさかのぼると出会う、ある人物

さて、このアンバサダー商法、誰が始めたのかと調べていくと、ある人物に突き当たります。
現在、MHLVで「ウブロ」、「ゼニス」、そして「タグホイヤー」という3つのブランドを統括するジャン-クロード・ビバー氏。

彼が有名人に自社製品を配り始めたのは、スウォッチグループの役員を務めていた1992年ごろ、当時はかなり斬新なマーケティング手法でした。

例えば、当時F1界で向かう所敵なしのミハエル・シューマッハにオメガ「スピードマスター」を着用させる。映画「007」シリーズではジェームス・ボンドにオメガ「シーマスター」を着用させる。
そして一般消費者向けには「シューマッハ・モデル」「ボンド・モデル」を発売し、大ヒットさせる。

これらの手法で老舗であると同時に、何となくオヤジ臭かったオメガのイメージを刷新させることに成功、スウォッチグループの屋台骨になるまでに成長させたのです。

 

ウブロ、そしてMHLVでのビバー氏の狙いとは

ウブロ、そしてMHLVでのビバー氏の狙いとは
スウォッチグループを去ったビバー氏が就任したのはウブロのCEO。
まあ、ラバーベルトとステンレスケースの組み合わせというデザインは、多少話題にはなっていたものですが……当時のウブロは時計マニアの間でも知る人ぞ知る存在。だって、クオーツムーブを搭載したイタリアの弱小メーカーの時計など、大きな注目を集めるはずもなかったのです

しかしビバー氏はCEOに着任すると、ウブロならではの異素材の組み合わせという点を大々的にフューチャー。ラバーベルトと金属という組み合わせの妙をデザインの核に定めたニューモデル「ビッグバン」をリリース。大ヒットさせて、4年間で売上を10倍に伸ばしたといいます。

これらのことから、ビバー氏の時計界での戦略を見ていると、まず、自社のブランドの何が強みなのか、そして弱みは何なのかを的確に把握することから始めていることに気が付きます。
オメガならば強みは高いブランド力、弱みは若年層に対するアピール度。
ウブロならば強みはオリジナリティのあるデザイン、弱みは新興ブランドであることの認知度の低さです。

そこで、オメガでは若年層にアピール力がある人物をアンバサダーに認定する。
ウブロならばデザインを最大限にアピールしつつ、同時に機械式の開発もおこない時計マニアにもアピールする。何をしようとしているかが、傍目で見ている犬助からも非常に明確なのです。

もちろんオメガで大成功したアンバサダー商法は、ウブロでも抜かりはありません。
ウサイン・ボルト、ジョゼ・モウリーニョ、ペレ、ドウェイン・ウェイド、そして田中将大など数々の世界的著名人をアンバサダーに起用、ブランド力の向上に力を注いだのです。

 

ビバー氏の戦略=わかりやすさである

ビバー氏の戦略=わかりやすさである
現在、LVMHで3つのブランドを統括するビバー氏はウブロは最先端のイメージを持つブランド、ゼニスは高い技術力でマニアにアピールするブランド、タグホイヤーはコストパフォーマンスが高いブランドと、改めてそれぞれの位置づけを明確にしました。

そして、それぞれの強みをアピールしていこうという戦略。
これが上手くいけば、時計好きの人々は初心者からマニア、さらには富裕層まで幅広くカバーできる計算。実に抜かりがない、更にはまたしてもビバー氏の狙いは明確なのです。

ビバー氏のおこなってきたことというのは、日常の様々な場面で役に立つと思います。
例えば、社内で自身の立ち位置を明確にする。自身の強味と弱味を分析する。前者をわかりやすい方法でアピールする、後者を手っ取り早く克服する。

……まあ、わかっていてもなかなか実践できないものですけどね。じゃなけりゃ、全員がビバー氏張りの敏腕経営者になっちゃいますよね……でも、心がけたいものです。

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