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ブランド価値を左右する、グレーマーケットの存在

  • 2017/07/04
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旅行の興味が、買物から観光へと移るのは常のこと

旅行の興味が、買物から観光へと移るのは常のことです。
旅行者がみやげ物として持ち帰った高額品にも、中国が関税をかけるようになったのが去年の春、これに円高傾向も加わっていわゆる「爆買い」は終焉を迎えました。それでも日本に来てくれる中国人の数は減るわけではなく、増加傾向にある現在、来日する中国人の目的は、買物から観光へと急速にシフトしつつあるようです。

まあ、日本人がパリのルイ・ヴィトン本店に行列をなしていたのはバブルの頃、その後興味が南欧だとか、ワインだとかにシフトしていったのに似ていますが、まあ中国の変化のスピードは恐ろしいほどですな。そんな爆買いを見込んでいた観光バスの業者や、中国人様用フロアをしつらえた都内のデパートはえらい目にあっているという話を聞きました。

 

スイスの時計メーカーも困っている

そして、これは爆買いの終焉が原因だけではないと思いますし、習近平が高額な贈答品を取り締まったからという説もあるのですが……ここしばらく、好調を維持していたスイスの高級時計メーカーの勢いにかげりが見えているという話。スイスの腕時計輸出は昨年10%の低下、今年に入っても低下傾向はとどまらないというのです。

そうなると困るのがメーカーなのです。高級時計は製造工程が複雑な上に多くのパーツから組み上げられているという性格から需要が減ったからといって、簡単に減産に踏み切ることができません。

 

注目される「グレーマーケット」

注目される「グレーマーケット」
メーカーはだぶついた在庫をどうしているのか? その多くが「グレーマーケット」に流れているといいます。それが存在するのはオンライン上、オメガやタグ・ホイヤーなど定価の4割引で販売されているというのです。

……あー、グレーマーケットなんか見たことないぜ。そんな風に思いながら話を聞いていたのですがオメガやタグ・ホイヤーと聞いて、ピン! と来ることが少々。この2つは中古市場でのリセールが弱い代表的なブランド。試しに「ヤフオク!」で現行のモデルを探してみると、落札価格が異様に安いことに気が付くはず。一気に話にリアリティが増してきました。

 

在庫処分の一手法として確立しているの?

グレーマーケットを運営していると、メーカーや直営店、そして正規代理店から「新品を中古美品として販売しないか?」とオファーが来るといいます。なるほどね、アパレルと違って値引きをして叩き売っていい商品ではないから、在庫処分には大変に苦労する。だから、中古品と銘打って流すということですね。

この手のグレーマーケットへのオファーがまず来ないのが、パテック・フィリップとかオーデマ・ピゲといった雲上ブランド。ブランド価値を守るために、相当な在庫調整をおこなっている模様です。

 

ブランド価値が下落するはずなのですが

ブランド価値が下落するはずなのです
その昔、DCブランド全盛期。ブランドのプレミアム性を保つために、バーゲンにかかる商品の数を少なくする目的で、プロパーで販売できなかった商品の多くを焼いているといううわさが流れていました。

まあ、アパレルならば焼けばいいのかもしれませんが、高級な時計となると焼く訳にもいかず、グレーマーケットへ流すということ。しかし、短期的な目線で見れば、そのブランドの時計は正規店では売れなくなりますし、中・長期的な目線で見ればブランドの価値自体も確実に下落するはず。

今後のオメガやタグ・ホイヤーがどうやって、ブランド価値を維持するのか? 舵の取り方には注目しておこうと思います。

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アントニオ犬助
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みんなに嫌われるジジイを目指して、日々精進中!!
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