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諧謔は、力なき者の特権のはずなのですが

  • 2017/03/26
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二条河原落書に思うこと

社会批判、風刺として成立させるには、それ相応の知性がないと成り立ちません。

「此頃都にはやる物 夜討 強盗 謀(にせ)綸旨……」
受験シーズンということもあり、こんな懐かしいフレーズを思い出しました。
後醍醐天皇が張り切って始めた建武の新政、そして案の定引き起こされた混乱を揶揄して京都に掲げられた文章、「二条河原落書」ですね。
思わず声に出して読みたくなるような語呂の良さ、やっぱり相当の教養があった人が作ったもの、やっぱりいいものは長い間、世の中に残るものですね。
社会批判、風刺として成立させるには、それ相応の知性がないと成り立たない。
最近の日本語ラップの連中には、ぜひ勉強お願いしたいところです。

 

権力が権力を風刺しても

さて、このように社会批判や風刺が痛快なのは、おこなう側とされる側の間に大きな力の差があるからです。
まあ、二条河原落書については文章の表現手法や、書かれている内容などから、単なる庶民が手がけたものとは思えないとされていますが、それでも建武の新政をおこなった権力者側とは大きな力の差があるのは間違いありません、何と言っても「詠み人知らず」なのですから。
一方で、新聞などの風刺マンガを見ていても白々しい気分にしかならないのは、マンガのできが二条河原落書ほど、できが良くないのはもちろんのこと、新聞が大きな権力を持っているから。
大きな権力を持ってもう一つ側の権力を批判、風刺をしても面白くもなんともないわけです。

 

当初は面白かった「フランク三浦」

フランク三浦がフランク・ミュラーに勝ってしまった

さて「フランク三浦」なる時計が登場してどれほどになるでしょうか。
ブレイクしたきっかけは、ヤクルトスワローズの宮本慎也選手が2,000本安打の記念品として、チームメイトに配った時だったと記憶しています。
いうまでもなくスイスの超高級ブランド、フランク・ミュラーのパロディ時計。
同ブランドのアイコンであるトノー型のケースとビザン数字をコピー、ロゴの部分にフランク三浦と入れた脱力系のセンスには大いに笑わせてもらいました。
さて、その後フランク三浦は大ブレイク。
多くの芸能人が手にしたり、夜の街でもお姉ちゃんとの話題のきっかけになったりしたのは、皆さんご存知のことでしょう。

 

フランク三浦も売れちゃったからねえ

そんなフランク三浦の製造元、大阪の時計製造・卸の会社、ディンクスが本家フランク・ミュラーから訴えられた、更には勝訴してしまったという話……こうなってしまうと、まあ面白くもなんともないわけです。
よくわからない所が製造しているパチ物時計が、風刺・パロディとして一大権力であるスイスの高級時計を揶揄している図式が面白かったのであって、大ブレイクした時点でフランク三浦もフランク・ミュラーも同じ立場。
そこには新聞の風刺マンガを目にするような白々しさが漂うのです。
裁判沙汰になりどっちが勝ったとしても面白みはなくなってしまっています。
まあ、裁判所の「数千円の時計と100万円以上する時計を混同するはずがない」という判決文には、当たり前やろ!!と、軽く突っ込むぐらいの価値はありますが。

 

トゥールビヨンを揶揄しているのだから

風刺やパロディはやっぱりパンチが欲しい

ところで、このフランク三浦の製造・卸をおこなっているディンクス、こちらが持っているブランド「B-barrel」には、あのトゥールビヨンを搭載しているモデルがあります。
こちらの定価は20万円ほど。
一方で、高級腕時計ブランドが販売するトゥールビヨンの時計は数1,000万円。
風刺・パロディとしては、こちらの方が相当パンチが効いていると思うのです。
そして、このセンスを活かしてもらえば、フランク三浦なんぞ越える逸品を生み出してくれると思うのですが、いかがでしょうか?

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