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予算も納期も定められていない、そんな仕事とは?

  • 2017/03/24
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締め切りと予算がなかったら!!

何かを作る仕事に携わっている人なら、必ず付いてくるのは締め切りと予算ですよね
何かを作る仕事に携わっている人なら、必ず付いてくるのは締め切りと予算。
こんなことは痛いほどご存知のはず。
いつまでにいくらで仕上げてくれというのは、必ず依頼主からの要望に入っていますし絶対です。
平常時ならばいいでしょう。しかし、仕事が建込み修羅場っているケースで眠い目をこすりながら恨めしく思うのは締め切りの存在。
同時に「もっと予算があればいいものが作れるのに」なんていう恨み節も出てくるものですね。

 

締め切りも予算も設けられていない仕事

しかし、以前にもお話した世界的な工業デザイナー、マーク・ニューソンさんともなると、締め切りも予算も制限がないという仕事を依頼されることもあるようで……。
クライアントはカルティエ財団、依頼内容は航空機のプロトタイプ。
「財団所有の美術館に収蔵するために、一つ仕上げてもらいたい。締め切りも特にもうけないし、予算の上限も定めない、だからヨロシク♪」
まあ、そんな口調ではなかったとは思うのですが、実際にそんな依頼が来たようです。

 

これは夢なのか、それとも地獄の始まりなのか?

締め切りも予算も設けられていない仕事と聞いて、どう思うでしょうか
この話を聞いてどう思います? 夢の様な話と思いますか?
例えば、自分の今抱えている仕事に締め切りも予算の上限もない。
ならば、どんな仕上がりになるか、想像がつくでしょうか?
私がその話を聞いた時に、ニューソンさんの立場を想像して恐ろしくなりました。
クライアントの期待していることのあまりの抽象性、そしてその大きさに。

 

マリー・アントワネットがブレゲに依頼した仕事

18世紀のフランスで、これと同じような依頼を受けたのは不出世の天才時計師アブラアン・ルイ・ブレゲさん。
どの程度の天才かというと、現代の機械式腕時計に使われている技術のほとんどが、彼の発明と言われているほど。
例えば、一切日時合わせをする必要がないパーペチュアルカレンダーとか、暗闇でも音で時間を知ることができるミニッツリピーターとか、言葉にすることもできないほどの複雑なトゥールビヨンとか、これらの超複雑な機構は全て彼の発明です。
そんな彼に締め切りも予算の上限も定めないから、最高の時計を作って欲しいとの依頼が来ました。
クライアントはマリー・アントワネットです。

 

クライアントが失われても制作は続く

そこで、彼は一つだけでもややこしい先述の超複雑な機構3つすべてを詰め込んだ、懐中時計の制作にとりかかります。
製作開始から10年後、依頼者のマリー・アントワネットは刑場の露と消えました。
クライアントを失った時計、それでもブレゲさんは制作を続けます。
そして、その究極の懐中時計が完成したのは製作開始から44年後。
その時、プレゲさん本人もこの世にはなく、完成させたのはその弟子だったそう。
今に伝わるその時計のレプリカからは技術的な高さは元より、その完成に至る執念を強く感じます。

 

誰もが取り組む、そんな仕事とは

誰もが取り組む、そんな仕事とはつまり…
まあ、締め切りも予算の上限もないような仕事なんぞお断りと思いますね、そんなむちゃくちゃな依頼が来るはずもないのですが。
しかし、考えてみれば予算はともかく締め切りがないという仕事、これには誰もが取り組んでいる真っ最中。そして、その仕事には締め切りばかりかクライアントもいません。
カッコつけていうならば、人生なる大仕事……自分が満足できるかどうか、誰もが人生をかけた大仕事の真っ最中ではないですか!!

 

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