タイの徴兵制が面白い!運次第の○○な方法で配属先が決定する

  • 2018/01/08
  • ビジネス
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  • 松村 昴
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「微笑みの国」タイ

オヤジの中には、タイに旅行へ行ったオヤジもいるでしょう。「微笑みの国」と呼ばれるタイですが、風俗遊びがたくさんあってオヤジにおすすめの国です。ぜひ、オヤジにはタイに行って思う存分楽しんでみてほしいものです。そんなタイですが、徴兵制を取り入れています。実は、この徴兵制がちょっと変わっていて面白いのです。そこで今回は、タイの徴兵制について紹介していきたいと思います。

「微笑みの国」タイ

 

タイの軍事力について

タイには、タイ国王軍という軍隊が存在しています。名前の通り、タイ国王軍の最高指揮官はタイ国王です。組織としては、国王の下には首相がおり、軍事行政機関として国防省が置かれています。タイ国王軍は陸軍・海軍・空軍とありますが、圧倒的に陸軍の戦力が強いです。日本の外務省によると、タイの軍事力は以下の通りとなっています。

“(1)予算:1830億バーツ
(2) 兵役:徴兵2年、予備兵20万人
(3) 兵力:正規36万0850人(陸軍245,000人、海軍69,850人、空軍46,000人)″

引用元:タイ基礎データ|外務省 

上記からわかるように、タイ国王軍の正規兵力は陸軍が圧倒的に多いのです。ちなみに、アメリカの軍事力評価機関である「Global Firepower」が2017年に発表した世界の軍事力ランキングでは、タイが21位にランクインしています。あくまでも、軍事力評価機関が発表したランキングですが、それなりにタイ国王軍は評価されているのです。

タイの軍事力について

 

面白いタイの徴兵制

そんなタイなのですが、正規兵力とは別に予備兵という存在があります。予備兵は有事の際などに召集されるのです。そして、21歳以上になると徴兵の対象となり兵役義務があります。ここで面白いのが、徴兵対象の男性は4月にくじ引きをするのです。そして、くじの結果で配属先の海軍・陸軍・空軍が決まります。

くじで配属先を決めるというだけでも面白いのですが、さらに面白いのが兵役免除の可能性もあるのです。くじには赤紙と黒紙があるのですが、黒紙のくじを引くことによって兵役免除になります。徴兵対象の男性にとっては、くじ引きが自分の運命を握っているのです。

 

くじ引きでの一喜一憂が凄い

タイの徴兵制はくじ引きで配属先が決まったり、兵役免除となったり面白いです。そんな徴兵制のくじ引きですが、くじ引きはとても盛り上がります。タイではくじ引きの様子がテレビ放送されるなど、国民から高い注目を集めているのです。くじ引きは、徴兵する人数分の赤紙が入っています。つまり、先に赤紙が出てしまえば、後で引く人は黒紙を引く可能性が高くなります。そのため、会場では赤紙が引かれたときの盛り上がりが凄いです。その一方で、赤紙を引いてしまった男性は失神する人もいるほどです。ちなみに、徴兵が決まったのに闘争したり無視したりすると逮捕され10年間の懲役となります。

くじ引きでの一喜一憂が凄い

 

世界では徴兵制が意外とある

少し面白いタイの徴兵制ですが、世界では意外と多くの国が徴兵制を採用しています。まず思い浮かべるのは韓国ではないでしょうか。韓流スターが兵役となるため、芸能活動を休止するということが多々あります。他にもロシアやブラジルなど多くの国で現在でも徴兵制が採用されているのです。ちなみに、冷戦終結によって徴兵制を廃止した国も多いです。ドイツやフランス、スウェーデンなどは、冷戦終結後に徴兵制を廃止しています。日本はこのまま徴兵制が採用されることなく、平和に暮らしていきたいものです。

タイの徴兵制は、くじ引きによって配属先が決まり少し変わっています。しかも、兵役免除の黒紙がくじには紛れ込んでいるのです。徴兵制もタイのように、一大イベントにしてしまうと面白いのかもしれません。それにしても、タイに生まれなくてよかったと思います。くじに自分の運命を委ねるのは怖いですからね。

この記事の作者

松村 昴
松村 昴
大学生時代からギャンブルを愛するフリーライター。 競艇・競馬・カジノがとくに大好き。 現在は全国24競艇場を旅しながら記事を執筆中。 趣味はアウトドアでキャンプやサイクリングで気分転換。
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