幹部自衛官になることと防衛官僚になることの違い

  • 2017/09/02
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日本の防衛を担う仕事

2017年現在、日本の防衛を担う仕事には大きく2種類あります。ひとつは、実力組織である自衛隊で武官にあたる自衛官です。もうひとつは、行政官庁として防衛の任にあたる文官たる防衛官僚です。ちなみに、自衛官は当然ですが、防衛官僚も基本的には自衛隊員です。

さて、ひとくちに自衛官や防衛官僚といっても、その中にも様々な階層があります。まず、自衛官には任期制自衛官と職業軍人にあたる曹や幹部がいます。また、官僚にも高級官僚とそうでない者がいます。

日本の防衛を担う仕事

任期制自衛官は2年または3年を一任期とし、若いうちに民間に転じる人がほとんどです。そこで、生涯を通じて国防にかかわる者として、幹部自衛官とキャリア官僚にスポットをあてます。オヤジ世代では遅いですが、子供や孫の世代にはこれからどちらかに進む人がいるかもしれません。さて、どちらに進むべきでしょうか。

まず、幹部自衛官は軍隊でいうところの士官・将校のことです。一般に、複数の部下を指揮する立場になります。初めから幹部自衛官となる制度としては、防衛大学校を卒業するか、一般の大学を卒業するかして入学する幹部候補生学校を修了する方法があります。防衛大学校では、4年間にわたり自衛隊員として「勤務」しますが、まだ自衛官ではありません。この意味で、防大卒も一般大卒も自衛官としては同じスタートです。

ただ、一般大学から幹部自衛官になるよりも、4年間専門の教育を受ける防衛大学校を出て幹部自衛官になる方が、スタートラインは同じでも持っているものが違うのは事実でしょう。そこで、防衛大学校へ入学する難易度が問題になります。単純比較できる話でもありませんが、そこは偏差値で考えるしかありません。

防衛大学校へ入学する難易度

 

東大法学部へ入れるかどうかだが

時代によって防衛大学校の入学難易度は結構変化するようです。とはいえ、簡単に入れるものでないことは間違いありません。東大と同レベルといわれた時期もありましたが、現在ではそれよりは入りやすいでしょう。最近の偏差値評価では、私立大学上位校の近辺から、年によっては中堅校辺りになることもあるようです。いずれにしても、天才的な人以外は、ちゃんと勉強していないと入れません。

さて、一方の防衛省キャリア官僚ですが、国家公務員I種試験の時代から総合職試験に変わった現在まで、毎年10人ちょっとの採用があります。そして、I種試験・総合職試験をクリアして各省庁に採用される大学は実質的に限られています。有名なのが東大であり、その中でも法学部。以下、京大、早慶、旧帝や有名国立大学が並んでいます。

幹部自衛官と制服組キャリア

もちろん、無名私立大学からキャリア官僚になる人もいますが、数的には圧倒的に少ないのが事実です。防衛省に限らず、希望の省庁でキャリア官僚になるなら、まずは東大法学部に入れるかどうかがカギです。

ところで、幹部自衛官と制服組キャリアでは仕事の中身がまるで違います。実施部隊で戦うか、政策の企画立案や省内行政を行うかは個人の適正が大きくかかわってくる話でしょう。どちらかなれる方を選択するものではないということです。

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