人工知能とオジサンとのつきあい方

  • 2016/11/26
  • ビジネス
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  • のりき 夢丸
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あの東ロボくんが苦手とする課題がある

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はじめに問題をひとつ。

3兄弟のうち、
太郎はAとBを
次郎はCとDを
三郎はEとFを持っている。

問い Cを持っているのは誰か?

これは人間の小学生にとってもどうということのないレベルの問題ではあるが、人工知能ロボットにしてみると、かなり難解な問題であるらしい。

 

東大に入れなくてもいいじゃないか

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先日、国立情報学研究所の受験用AIとして知られる「東ロボくん」が、本来の目標であった東大受験を断念するというニュースが報じられた。

理由は推して知るべしで、やはり現段階では人間の方が理解が深い分野があり、AIも万能とまではいかなかったということらしい。
とくに苦手とするのが、前述の「並列問題」といわれるもので、ずらりと並んだA〜Fの中からCを選び出す作業が彼にとって鬼門となるようだ。

これは「AIがおバカ」というわけではなく、いまだ解法を人間の方からアプローチしてあげる必要があるというだけで、AI不要論とはまた別の次元の話になる。

 

もっと困ったことに

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しかしこのような問題を苦手にしているのは、なにもAIだけではない。
もっと現実的な並列問題を出題すると、小中学生の実に3割程度は正答に達しないのだという。
東大受験をあきらめた東ロボくんではあるが、第2の人生?として、人間たちが文章読解を苦手と感じるその理由と対策を、教育現場に還元する役目が期待されているそうだ。

そこにはAIと人間とのつきあい方の理想像を見る気がする。

 

オジサン仕事がAIに取って代わられる日はくるか

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将棋、囲碁、チェスに限らず、人工知能の進出は私たちの想像以上のスピードで進んでいる。
もう10年もすれば、「ライター」という職業さえAIが器用にこなす時代がくるという見通しもある。一番苦手である文章読解力に磨きをかけて。
当然オフィスワークもわからないぞ〜。

しかし、人間が手を下すということそのものの価値は、将来もそう簡単に薄れることがないだろう。

顔を真っ赤にして一直線に新戦法で攻め続ける棋士……
少しひいき目だけどどこかに暖かみのあるライターの文章……

AIに任せられないこと。
それは「人と違うことを許す」ということ。
「新しいことを生み出す」ということ。
そこまでAIがステージを上げてきてやっと、人とAIがわかり合えるアニメのような世界が始まるのかもしれない。

それまでオジサンたちは、融通の利かないホモサピエンスで生きようじゃないか。

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のりき 夢丸
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馬と日本酒と時代劇をこよなく愛するフリーライター。 モットーは「人の行く裏に道あり花の山」。 最近はドローンに興味津々の毎日。
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