求人倍率2倍時代に考える 人材集めに秘策はあるのか

  • 2016/08/04
  • ビジネス
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  • のりき 夢丸
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東京の求人戦線が異常事態だ

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今年5月の有効求人倍率が東京都で2倍を超えたというニュースが飛び込んできた。
この現象はいつ以来のことかというと、なんと昭和49年6月に2.04倍を記録して以来だという。
昭和49年当時は、第1次オイルショックなどもあったが、まだまだ日本経済全体が底上げされていて、働いていれば明日は明るいという雰囲気で満ちていた、古きよき時代だ。
その当時と同じくらい人が足らないというのだから、これは正直驚きを禁じ得ない。
どうみても経済が右肩上がりとはいえないこの時代に、だ。

 

大変なのは人事課だけではない

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あなたの職場でも慢性的な人不足に嘆いていないだろうか。
中小企業の人事課でいくら求人を打っても打っても人が集まらない。
たまに引っかかっても「……」という感じの応募者ばかり。
いや、これでも会社がなんとか回っているうちはまだいい。
現場にしわ寄せがくるようでは、たまらん、もう手遅れ。
山ほど仕事を抱え、負荷がかかりっぱなしの社員にストレスがたまるだけでなく、会社としてもビジネスチャンスをみすみす逃すことになる。

 

ライバルは隣の会社よりも……

学生の間ではいつの時代もこんなバカ話が出る。
「入試で確実に合格しようと思ったら、休み時間にトイレで頭がよさそうなヤツを一人脅かしておけばいいんじゃね?」
このバカ話を今は笑えない。ライバル会社には先月新しく優秀な人が入ったなんて聞けば、なおさらだ。
しかしあなたの会社が今本当に戦うべき相手は他にいる。
つまり、今をときめく花形産業そのものと人材を取り合っているのではないか、そんな無謀な戦いを挑んではいないか、ということだ。

 

今いる社員を一番大切に

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業種間のミスマッチ、これこそ一番危険な兆候だ。
事務職バンザイ、ブラック系さようなら、この流れにあなたの会社は抵抗できるだろうか。
将来を展望できて、求職者を引きつけるプランを持ち合わせているだろうか。

そして最後にもうひとつ考えるべきなのが「いまうちの会社で働いている人は満足しているのか」ということ。
それは、これ以上人が抜けることを防ぐという後ろ向きな理由だけでなく、働く人々がいきいきとした職場にしか、もう人は集まらなくなっているからだ。
ご存じのように、各社それぞれ職場の雰囲気というものは、業界内で必ず噂になるもの。同じ業界で隙あらば自分も転職をと考える優秀な人材が、よりよい場所を目指して動くのはもはや当たり前。
求人に力を入れる前に、まずは同業で一番の職場環境を目指そう。

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のりき 夢丸
のりき 夢丸
馬と日本酒と時代劇をこよなく愛するフリーライター。 モットーは「人の行く裏に道あり花の山」。 最近はドローンに興味津々の毎日。
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