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割安なだけでは株は買われない

  • 2017/07/17
  • ビジネス
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  • のりき 夢丸
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そこが割安論の難しいところ

安いと噂の日経平均で考えてみました。
日経平均が上にも下にも大きく離れることのないボックス相場を形成して早2か月になろうとしている。
そのジリジリ感に業を煮やしたか、先日あるサイトでまたやっていた「日経平均PER○○倍で2万○千円も」の特集記事。
この手の想像(妄想?)記事はちまたにもう掃いて捨てるほどあふれている。

しかし論じやすさもあるのだろうか、なぜか廃れることなく、相場が拮抗してくるととたんに顔を出す。
書いている人は「安いのに買われないのはおかしい」的な視点で啓蒙するのだろうが、ところがどっこい、この手の記事が現実となることはまずない。
なぜ割安な物件は、買われずに放置されるのだろうか。
安いと噂の日経平均で考えてみた。

 

その1 「買い手」が割安と見ていない

日経平均を買う人は、実は日本人ではないのです。
日経平均を買う人は、実は日本人ではない。
いや、語弊があるなら付け加えるが、ウエートの大きな買い手は外国人である。
日本人だけで相場は形作られない。

さてその外国人だが、いま、相場が上昇するほどに日本市場を買ってくれない。
鵜の目鷹の目で獲物を探す外国人にとって、割安な物件はのどから手が出るほどほしいはず。なのに日本には手つかず。
裏でどんな情報が出回っているのか定かではないが、もしかしたら近々日本企業の利益が吹っ飛ぶような爆ネタがあるのかもしれない。

ドル建て日経平均チャートがすでに下向きであることはよく知られているし、6月末の投資部門別売買状況では、外国人は見事なまでに「ガチの売り買い拮抗状態」である。

 

その2 世界の投資家が他に買っている「モノ」がある

いまや先端技術で株価が動くのは、残念ながらこれら日本以外のアジア圏だ。
つまり、お金そのものが日本に流れていないのではないかということ。
はて、どこにいったのか。主要国の株価はどこも似たり寄ったりだし、ブラジルなんかも結局年初からイッテコイだし。
ところがひとつだけ今年抜群のパフォーマンスを示す国がある。
それが「インド」なのだ。

今年に入って押しらしい押しもなく急伸。すでに15パーセント以上の上昇を続けている。
ほかに香港ハンセン指数、台湾加権指数も好調をキープ。
いまや先端技術で株価が動くのは、残念ながらこれら日本以外のアジア圏だ。
ハイテク=日本なんて、いつの時代のことだといわれそう。

 

その3 「そもそも」日本は割安ではないのか

日本株は基本的に「景気敏感株」だ。
ついにきちゃった、そもそも論。
日本株は基本的に「景気敏感株」だ。
利益が積み上がると実態以上に買われる相場を繰り出すが、利益以外の根っこの部分(財務基盤など)が脆弱で、逆風が吹いたあとはだれも骨を拾わない市場である。
企業価値の積み上がりが十分あるならば、耐えて下値を拾っていけるんだろうけど…。
今の株価がどうこうというよりは、日本市場の性格上、上昇しているときしか手を出しにくい「砂上の楼閣」なのかもしれない。
吹けば飛ぶよな株価では、とても割安とは…ね。

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馬と日本酒と時代劇をこよなく愛するフリーライター。 モットーは「人の行く裏に道あり花の山」。 最近はドローンに興味津々の毎日。
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