NISA口座に郵政3兄弟株塩漬けの悲劇

  • 2016/09/25
  • ビジネス
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  • のりき 夢丸
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クロダさんよ、庶民の声を聞いてるかい?

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日銀による「マイナス金利政策」。さらにその深掘りなんていうぶっそうな言葉が飛び交う昨今の東京市場。
その余波はメガバンクを筆頭とする銀行株の下落にとどまらず、あれだけ上場時に人気沸騰?した郵政3社株(郵政・ゆうちょ銀・かんぽ生命)を、見るも無惨な状態におとしめている。
それだけなら、まだいい。

同じく投資に興味を持つ者として、人ごとと思えず哀れなのが、この3社株を、こともあろうにNISA口座で持つ個人投資家がたくさんいるという実態だ。

 

先が思いやられるNISAという制度

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一口で言うと、NISAは口座を通じて取引した株式などの値上がり益、配当などが5年間非課税になる制度だ。
肝心の資金枠は毎年最大120万円までだから、投資額としてはそれほどでもない。
けれど、このちょっと中途半端な設定が、だれに向けられたものかといえば、そう、ビギナー個人投資家たちを呼び寄せようとするものであることは、容易に想像がつく。

長期的に見て少しでも利益が上がれば、この制度も生きよう。
しかしいったん含み損を抱え出したら、非課税もくそもない。キャリアの浅いビギナーたちにとって、長くつらいトンネルの入口となる。
最初の投資がこんな経験で、未来の投資家が育つわけがない。

 

上場時期も最悪だった?

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郵政3社が上場したのは2015年の11月。日経平均は2度目の2万円にトライしていたイケイケの頃だった。
だいたい、こういうときに間違いが起こる。
日経平均7000円時代に、「郵政3社上場」プラス「NISA勧誘」施策ならまだわかる。
いつまでも相場が7000円台でとどまるよりは、1万円、2万円に向けて上昇する未来もあるだろうと誰しも思えるからだ。

悲しいかな、投資行動というものは、周りが盛り上がらなければすみずみまでお祭り騒ぎが行き渡らない。
長い低迷の時代を経験して、日本人の投資熱はすっかり冷め、再び火がつくまでに時間をかけすぎた。
そして、また高値で同じ行動に出た。いつも泣くのは「最後につかまされる個人投資家」。相場の高値がババ抜きだといわれるゆえんである。

 

5年も待てないよ!損切りも選択肢に

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日銀の「背信」行為で、いま全国のNISA樽にはしょっぱい郵政塩漬け株がごちゃまんと詰め込まれている。
NISA投資家の台所事情がわかる「評価損益率」にすると、軒並み2桁を超えてくるというから、その痛みは想像以上と考えられる。
もしあなたのNISA口座に入ったお金が、将来を左右する大切な、なけなしのお金であればあるほど、この騒ぎから一度撤退する勇気をもった方がよい。
時期も、制度も、政策も、買った企業もはっきり言って最低だった。
いったん生きたお金に戻し、勉強をしてから、今度は相場のどん底で行動に移ろう。何度でも平等にチャンスはやってくる。

参考:個人にNISAの呪縛 ゆうちょ銀株「塩漬け」痛手に  :日本経済新聞

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のりき 夢丸
のりき 夢丸
馬と日本酒と時代劇をこよなく愛するフリーライター。 モットーは「人の行く裏に道あり花の山」。 最近はドローンに興味津々の毎日。
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