ブラジル株価上昇は五輪成功のたまものじゃない

  • 2016/08/12
  • ビジネス
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  • のりき 夢丸
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選手の皆さん、おつかれさま

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lazyllama / Shutterstock.com
数々のツッコミどころをギリギリのところで乗り越えながら、毎日熱い戦いが続くブラジル・リオデジャネイロ五輪。
このまま無難に全日程が終わってくれれば、なによりそれが一番安心という、ちょっと不思議な感じの大会だ。
あ、そういえば帰国した選手たちが「へんな病気」を発症しないかどうか、その心配もあったか。
とにかく何かと世界中でお騒がせな五輪ではある。

 

 

世界でたった1国だけ株価が上昇する国ブラジル

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さて、本題はその五輪の話ではない。
実は、ブラジルという国は今年年初から世界で最も株価の上昇している国の1つだということを、皆さんご存じだろうか。
「え、それこそ五輪景気ってやつでしょ?」
いやいや、そうではない。五輪の恩恵はリオを中心に広大な国土のわずかな地域のみ。
でなければ、デモだの犯罪だのが日常茶飯事になり、国民が「頼むから五輪のカネをこちらへ回してくれ」なんて言わないはず。
どうも株価上昇は五輪の成功を反映したものではないらしい。

 

 

とにかく突出しているブラジル株価の動き

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ブラジルの株価指数「ボベスパ」は、年初の株価同時急落時には、世界と一緒になって下落していた。そこまでは同じ動きだった。
ところが3月辺りに早くも暴落前の水準を回復したと思ったら、そこから一気にドンと1割上昇。4月にはさらに1割上昇、5月にはさらに5パーセント上積みと、破竹の勢いが止まらない。
さすがに6月は1割下げて一休みした、と思ったら7月、8月はまた高値を超えて、とうとう年初から3割も上昇してしまった。
日経平均に換算すれば、5千円も上げようかというすさまじい勢いなのである。

 

 

上昇の原動力は「政治」がクリーンになる期待?

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確かに3月頃といえば、ブラジルの経済指標がどん底を脱し、ようやく上向きととれる変化を見せた時期。株価だもの、経済指標に左右されるのは当然だ。
しかし、一方ではもっと大きな上昇エンジンが回り出していた。それが元大統領をはじめとする汚職政治家たちを一掃しようという「政治のうねり」だろう。
政治がしっかりしない国に経済成長は起こるはずがない。小泉郵政解散相場、安倍総理2期目の「バイ・マイ・アベノミクス」相場、なにも海の向こうの話ばかりではない。
政治を買う相場こそ、大相場になり得るのだ。
高値がどこまであるのか、今後もETF等の動きをチェックするといいだろう。

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のりき 夢丸
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馬と日本酒と時代劇をこよなく愛するフリーライター。 モットーは「人の行く裏に道あり花の山」。 最近はドローンに興味津々の毎日。
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