ポケモンフィーバー任天堂 株価のホントの実力とは

  • 2016/07/28
  • ビジネス
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  • のりき 夢丸
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久々に大型株の爆発を見た

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任天堂株が「吹いた」。
1万円だった株価は一気に3万円になり、そしていま2万円台で落ち着いて?いる。
連日7千億円以上のありえない売買代金をこなし、1社で東京市場をかき回した。
それでも飽き足りず、連想ゲームは1週間にわたって続いた。「ああ、そんなものまでポケモン関連か」と初めてこちらが気づかされる銘柄まで。
さてひと騒ぎ終わった現在の株価は、ズバリ適正だろうか。それともバブルだろうか。

 

 

任天堂のどこを評価したのか

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株価が動意付いた初期は、国外でのポケモン人気爆発を知らせる報道に乗り、「これで任天堂の業績はウハウハのはず」という連想のもと買いが集まった。
それまで「任天堂の考えるスマホアプリなんて」「後出しジャンケンで絶対コケるはず」とタカをくくっていた投資家たちは、ビックリした。
期待していなかったから、余計に飛び跳ねた。
ところが間が悪いというか、その後任天堂は「いやいや、うちの業績にポケモンはあんまり関係ないんで」という異例の声明を出した。
それによると、任天堂が手にするのはライセンス料と開発運営協力費のようなものだけで、「人気が出れば出るほどおいしい」はずのインセンティブはないらしい。
これに投資家たちは拍子抜け。見る見るうちに株価は直近高値の3分の2まで急落。それでも現在のPERは90倍、PBRは2.3倍だ。

 

 

「バブルじゃない」という人の理由

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初動で動いた投資家(とくに外国人)たちは、どうやらこの騒動に乗り遅れないように買ったわけではないらしい。
彼らが任天堂を買った理由、それは単に「株価1万円が安い」と見たから。これに他ならない。
任天堂は現在、柱と呼べるハード、ソフトともに乏しい状況が続く。唯一残っていたのがポケモンらを中心とした「コンテンツ」たちだった。
ここへよいシェフを連れてきて、少しドレッシングをかければ、まずまずの一品料理になるじゃないか、今回投資家はそこに気がつき、確認もできた。
うまくいけば残りのキャラたちで2匹目のドジョウを狙うなり、豊富な手持ち資金の投資先も見えてくる。
「任天堂、割安なり。」投資家の買い理由はいつも簡単なのだ。

 

 

楽しめるゲームとして長らく愛されるか

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Stoyan Yotov / Shutterstock.com

株価のマネーゲームはヤマ場を超えた。
しかし、問題は実際の「ポケモンGO」自体が1年、2年と長くプレイされる代物なのかどうかという点だ。
ブームはまだいい。しかし社会問題となるとだまっていないのが日本の風潮。
いい大人がルールを守れなければ、やがてすみに追いやられ、閉め出され、禁止され、訴訟が起き(トラブルの責任なんて誰がとるのだろうか)……心配は尽きない。
来年の今頃、はたしてゲームは生き残っているだろうか。短期とはいえ日本市場をパァっと明るく照らしたポケモンGOと任天堂株。
なんとか「飛ぶ鳥跡を濁さず」でいてほしいのだが。

 

参考元: 任天堂株、「ポケモンバブル」ではない – WSJ

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のりき 夢丸
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馬と日本酒と時代劇をこよなく愛するフリーライター。 モットーは「人の行く裏に道あり花の山」。 最近はドローンに興味津々の毎日。
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