ミスター・ソロスの名前を知っているか 山は再び動き出す?

  • 2016/06/25
  • ビジネス
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  • のりき 夢丸
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国営銀行をつぶした男が帰ってきた

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投資に興味のある人なら一度くらいその名前を聞いたことがあるだろう。
ジョージ・ソロス(85)。大投資家にして慈善事業家。2011年に投資業からの引退を表明していた大物だが、つい最近、その彼がこっそりトレーディングを再開したと報じられたから、世界中がビックリした。
「ミスター、今度は何をやらかすつもりだ」
ディーラーや他の投資家たちは、彼がめでたく表舞台に復活したこと以上に「今、どんなポジションを取っているのか」その方が気になって仕方ない様子だ。

 

 

弱気に賭ける男、ソロス

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報道等によるとソロス氏は、ここ半年ほどで自らの世界観がより暗い方向を向いていることを懸念するようになったのだという。
確かに世界経済は直近のEU問題を筆頭に、とんとよい話が聞かれないし、それらは政治的な問題が深く絡みついて、容易には解決しないものばかり。
こういう世界の姿を目の当たりにしていると、たくさんお金を持っている人はすぐに「ああ、こうすれば儲かるのにな」とか「君子危うきに近寄らず、だ」なんて思ってしまうのかもしれない。
ソロス氏もご多分に漏れず、いま着々と大きな弱気ポジションを構築中らしい。

 

 

その注目されるポジションとは

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大きなお金を動かす人の策というのは、いくつもない。自然に限られてくる。
仕組みがややこしいところには預けない。大金はイコール巨象。流動性がないといざというときに動きづらいからだ。
また小さな市場では、自分が動くことでオッズが下がってしまい、これも運用上よろしくない。
というわけで、今回ソロス氏が選んだ弱気ポジションは、空売りなんかではなく、弱気の王道である「金」だった。
他の持ち株をある程度売って、金や金鉱会社の株式をどんどん買い増しているというのだ。

 

 

いまだ世界を動かす「オールド・パワー」

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それにしても、ソロス氏といい、バフェット氏といい、齢80を超えてなお健在ぶりを示しているが、あの世代のパワーの源はどこからくるのだろうか。
かつて同じファンド設立に携わり、ソロス氏の盟友だったジム・ロジャーズ氏は、ソロス氏より一回り若いが、このロジャーズ氏も相変わらず独自の先行き感を示し続け、いつも注目の的だ。
若いエコノミストたちも声高に発信し続けるが、いかんせん行動と実践が伴っていない。
静かに巨大資金を動かし続けるオールド・パワーの前では、何を言っても空振り気味。

「老兵は死なず、ただ去るのみ」と言うが、いや、彼らはいったいいつ市場から去るというのだろうか。

 

参考:ソロス氏、トレーディング再開-世界経済に悲観的 – WSJ

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のりき 夢丸
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馬と日本酒と時代劇をこよなく愛するフリーライター。 モットーは「人の行く裏に道あり花の山」。 最近はドローンに興味津々の毎日。
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