買いたいのにモノがない 食い物の恨みは恐ろしいんだゾ!

  • 2016/09/26
  • ビジネス
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  • のりき 夢丸
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新製品発売で初手を誤る企業が続出

218258131robert cicchetti / Shutterstock.com

ついに、あの食品界の巨人までがやっちまった。
日清食品が発売した45周年記念カップヌードル「謎肉祭」が人気になりすぎて、一時出荷停止に追い込まれた。
なんでも会社側としては「詳細は言えないけれど、通常の1ヶ月分より多い数を用意したつもりが、たった数日であっという間になくなった」という、うろたえぶり。
仕掛けた日清側もビックリしただろうが、肝心の消費者サイドだって、まさに「麺」食らう事態。
「あの日清までが、ないない商法、品薄商法に走ったか」と勘ぐる輩まで出てきて、速攻買いだめに走った人も少なくないだろう。
食べ物じゃないけど、アップルの新iPhone7plusも、蒸発する勢いで予約完売したモデルもあるとかで、いまや大ブーイング。
大企業の「見積もり誤り」「見当違い」はときに思わぬ余波を引き起こす。

 

SNS拡散パワーが読めない?

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日清の「謎肉祭」については、発売前からSNSなどで相当話題になったようだ。
ただし、それがイコール好調な販売につながらないことは、企業サイドも経験則として痛いほど心得ている。「最初はこんなもんで様子見かな」と考えがちなのも無理はない。
もっと意地悪くいえば「祭りなのに店頭で余ったらイメージ悪いし」という心理だって働いたかもしれない。

あらためてSNSの拡散能力は、いまや驚異的だ。
事例は違えど、一企業を揺さぶり、倒産させ、今日も新たなスーパーヒット商品を生み出している。
イベントの仕掛け人たちには「やるならぶれずに徹底的にやり切る」という覚悟がこれまで以上に求められる。

そうだ、SNSの盛り上がりを、初回販売数に生かせるようなビッグデータの使い方ってないのかね?

 

ビジネスで不測の事態を乗り切るための積み重ね

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今回の騒ぎを弁護するわけではないが、日清食品もアップルも「おのれの優秀さゆえにつまづいた」面もある。
どちらも今まで実直に人気商品を生み出してきた「実績」がある。
またそう簡単にはハズさないという「担保」がある。
今回「品薄商法」バッシングが大きくならずにすんだのは、そんな過去の貯金が一度はものをいったからだろう。

ビジネスにおける失敗を最小限に食い止める方策は、常日頃からの地道な種まきにあると言えそうだ。
「謎肉祭」おいしかったけどね。

 

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のりき 夢丸
のりき 夢丸
馬と日本酒と時代劇をこよなく愛するフリーライター。 モットーは「人の行く裏に道あり花の山」。 最近はドローンに興味津々の毎日。
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