YAZIUP CLUB会員募集中

損害賠償請求の間違った知識にご用心

  • 2017/08/27
  • ビジネス
  • 40view
  • YAZIUP運営
タグ
  • 教育
  • お金
  • トラブル
  • 家庭
  • 法律
  • 裁判

損害賠償請求権の消滅時効をおさらい

最近、なにかと慰謝料だ損害賠償だと裁判沙汰になる話を聞きます。ちょっと目をひいたところでは、軽微とされる交通事故案件で5000万円クラスの損害賠償請求の裁判がありました。原告の主張におかしな点があることや、既に少なくない金額が支払われていること、事故そのものが軽微であることなどから、請求が棄却されたのは当然だろうと考えられます。

損害賠償請求権の消滅時効

さて、請求が認容されるか棄却されるかは結果です。自分に理があると考えれば裁判を受ける権利を行使することは間違いではありません。濫訴にならないように注意すれば、ドンドン訴えればよいというのは言い過ぎでしょうか。

そして、訴えるためにはポイントを間違えてはいけません。損害賠償請求をする場合は、消滅時効の問題が大きくかかわってきます。モノを盗まれたとか壊された、浮気された、殴られたなどの不法行為で負った損害の賠償請求権は3年の短期消滅時効にかかります。

3年経てば時効になるとはいうものの、どこから数えて3年かを誤解しているオヤジが少なくありません。損害と加害者を知った時から3年が正しい答えです。つまり、浮気の場合なら配偶者については浮気の事実を知った時点で加害者も知ることとなります。しかし、相手方については配偶者が隠しており判明しない場合があります。

そのまま3年が経過したら、配偶者に対する損害賠償請求権は消滅時効にかかるものの、相手方については、いまだ加害者が判明していないため時効の進行はありません。

時効の進行がない場合

 

時効と援用と除斥期間とは何か

要するに、損害賠償請求をしようと思えばできる状況になっているからこそ時効の進行が認められるということです。

さて、消滅時効に関しては、刑事裁判における公訴時効とは異なり、期間が経過しただけでチャラになるわけではありません。加害者側・債務者側が時効を援用することで債権が消滅し支払い義務がなくなります。援用とは、時効を主張することであり、支払う意思がないことを表明するものです。もし、期間経過後に援用をしないまま支払う意思を示したら、その時点で時効はリセットされます。

ところで、損害と加害者を知った時から3年が経過していなければ請求が認められるという言い方をすると正確さを欠くことになります。なぜなら、除斥期間の存在があるからです。不法行為のときから20年を経過すると請求権が消滅します。これが除斥期間です。時効の場合は、債務の承認や請求訴訟などの手段を用いて中断することで新たに3年先に設定されます。しかし、除斥期間は最初から20年後に固定されています。18年経過時に損害と加害者を知った場合は、3年ではなく2年しか猶予がありません。

時効と援用と除斥期間

もうひとつ、大事なことは時効や除斥が問題となるのは、加害者側に支払う意思がない場合です。支払う意思があるなら、何十年経っていようと払ってもらえばよい話となります。ここも勘違いしているオヤジがいますが、法律や裁判所は払うといっている加害者に「払うな」とはいいません。そもそも、この場合は裁判にもならないでしょう。

この記事につけられたタグ

  • 教育
  • お金
  • トラブル
  • 家庭
  • 法律
  • 裁判

関連する記事

この記事の作者

YAZIUP運営
YAZIUP運営
YAZIUPは『オヤジである自分を受け入れ、最大限“楽しむ”ことができるオヤジはカッコいい!!』と考えています。「まだ現役でいたい!モテたい!カッコよくいたい!!」そんな40代~50代の男性の皆様にオヤジを“楽しむ”情報を毎日お届けするYAZIUP!!『近所のオヤジ達の中で一番カッコいいオヤジ』を目指しませんか?
up YAZIUP運営
YAZIUP運営

週間アクセスランキング

    ロットンダで

    人気カテゴリランキング

    ページTOPへ
    ページTOPへ